- 本当にオススメの本が知りたい
- 初めての恐竜絵本を探している
- 恐竜の絵本をプレゼントしたい
そんな方にぴったりの記事です。
こんにちは。
脳外科医さなえです。
我が家は500冊以上児童絵本を所持。毎日絵本の読み聞かせをしています。
今回は、恐竜大好きな息子から、繰り返し読んで!とせがまれる絵本を厳選してご紹介します。対象は2~6歳です。
では、息子の大好きな順番にランキング形式で発表します。
第1位 恐竜バス
2022年初版の『恐竜バス』は最高です。
何が最高って、子どもが大好きな恐竜と乗り物が合体して出てくるからです!
ご紹介する恐竜絵本の中で一番読んでいます。
主人公が恐竜バスにのってハイキングする1日のお話。水上バスに乗り、ロープウェイに乗り、いろいろな恐竜の乗り物を体験する。
旅の途中でいろんな恐竜に出会うわけですが、読者が実際に恐竜の世界にいるような、一緒にバスに乗りハイキングしているような気分になります。
こんなテーマパークが実際にできたら、ヒットするだろうなぁ!
★オススメポイント★
・絵がステキ、迫力がある!
・主要な恐竜の名前、
乗り物の名前が覚えられる!
・読みやすい!
・各ページがめくるしかけに
なっている
<文字数>ふつう
もう子どもの読みたい!知りたい!がつみ込まれているのです。
どのページも、絵の隅々まで見てみてください。いろんな発見があるかも?
今日も3回読みました。せがまれて。
恐竜バスの中で「ママはどれに乗りたい?」ですって(^^)
子どもに喜ばれること間違いなしです!
一番のオススメです。
第2位 ベッドのなかはきょうりゅうのくに
次にオススメは2020年初版、2022年第7刷の『ベッドのなかはきょうりゅうのくに』です!
1位と並ぶくらい頻繁に読んでいます。
何が良いか?
恐竜の世界へ行くという冒険ができるお話だから!
ベッドにもぐると恐竜の世界へワープ。迷子になったベオちゃんという子どもの恐竜のママを探す。
ママは見つかるかな?
★オススメポイント★
・絵がステキ、迫力がある!
・主要な恐竜の名前が覚えられる!
・読みやすい!
<文字数>ふつう
え、先ほどと同じポイント…と思うなかれ。ストーリー性があり、引き込まれます。
恐竜が出てくると「来た来た!」とテンションが上がり、ティラノサウルスに食べられそうになると、息子はしがみつき私の顔を見てきます。
もう恐竜の世界に入り込んでいるのです。一昨日はこちらを3回読みました。
恐竜の国へいけるこの絵本、臨場感があってとてもオススメです!
作者は、まつおか たつひでさん。本作が気に入れば、『ぼくが きょうりゅう だったとき』も是非。
きょうりゅうパジャマを着て、公園で遊んでいた主人公。なんとびっくり!本物の恐竜に誘われて、恐竜の国へ行くお話!
恐竜大好きっこにはたまりません~
第3位 トリケラトプスと恐怖の大王
2002年初版のこちらは、黒川みつひろさん作の大ベストセラー!たたかう恐竜たちシリーズです。
<黒川みつひろさんの主な作品>
★恐竜だいぼうけんシリーズ
2、3歳頃から楽しめます
ひらがながメインでカラフル!
文字が少なく読みやすい
★恐竜の大陸シリーズ
幼児から対象
主人公トリケラトプスが新天地を求めて肉食恐竜と戦う
付録で恐竜の説明がある
文字は多め
★たたかう恐竜たちシリーズ
幼児から対象
新天地に着いたトリケラトプスが肉食恐竜と戦う
付録で恐竜の説明がある
文字は多め
どの本も大好きで、次々に読み漁っています!
なぜなら、絵がすばらしく、大迫力!何より展開が早く、予想外だったりして、ハラハラ・ドキドキさせられるからです。
中でも、『トリケラトプスと恐怖の大王』がお気に入りです。
主人公はトリケラトプス。新天地でティラノサウルスに出会い、勇敢に立ち向かう姿を描いている。
★オススメポイント★
・とにかく迫力があり展開がすごい!
・恐竜が好きになる
・親も楽しめる
<文字数>多め
文字数は少し多めですが、ストーリー性があり絵がしっかりしているため、文字が多少多くても、理解できる内容となっています。
この絵本をきっかけに、息子の一番好きな恐竜は、トリケラトプスになりました。
毎日、恐竜ごっこをしておりますが、
「ママ、ティラノサウルスな」
「すーちゃん(名前)、トリケラトプスな」
と、本の一場面を完全コピーしています。
「ドドドドド、今だ、とつげきだー」と。
もう大好きで何回も読んでいます。親も存分に楽しめるので、かなりオススメです!
▼本作が気に入ったら、こちらもオススメ
プテラノドンが登場。内容があたたかく愛情を感じる作品となっています!
第4位 いちばんあいされてるのはぼく
こちらは2010年初版。『おまえうまそうだな』の宮西達也さん作の恐竜シリーズです。
私がこのシリーズを知るきっかけになったのは、子どもが小児科を受診したときの待合室でのことです。
たまたま、目にとまった『きみはほんとうにステキだね』という恐竜絵本▼
題名から、すぐに読んでみたいと思い、手に取りました。
読んでみると、感動と驚き。主人公はあのどう猛なティラノサウルスなのに、愛があふれていて感動してしまいました。泣いてしまうレベルでした。
意外な展開で、こんな本に初めて出会ったと思い、後日購入。
本シリーズには他の本もたくさんあるので、読んでみたところ、息子のお気に入りは、『いちばんあいされてるのはぼく』になりました▼
主人公はティラノサウルス。強くどう猛なティラノサウルスが、草食恐竜たちとの触れ合いから(本作ではアンキロサウルスの赤ちゃん)、大切なことを学び、自身が変わっていく感動のストーリー。
★オススメポイント★
・強いだけがいいわけではないと知る
・心理・愛情を育む
・優しい気持ちになれる
<文字数>多め
本作・本シリーズは、強いティラノサウルスが少し残念な存在として描かれています。ちょっとヘマをしたり、草食恐竜から軽くあしらわれたり。
でも、そんな触れ合いを通して、ティラノサウルスの気持ちは変わります。
愛に対しては愛を持って返す、優しいティラノサウルスに生まれかわるのです。
だから、ティラノサウルスは、ただ草食恐竜を狙う強いこわい恐竜であるというイメージがガラリと崩れる。
強い象徴であり代表ではあるけれども、一方で、それだけではないよ、きちんと気持ちがあって、優しく尊い気持ちがあるよ、ということが学べるのです。
愛情を感じ、感動したい方に特にオススメです。そして、それを子どもに伝えることができます。
一番最後のページにご注目!よく見てね~
また、アンキロサウルスの赤ちゃんたちがとても可愛いです。
第5位 まいごのたまご
2018年初版。著者アレックス・ラティマーさん、翻訳聞かせ屋。けいたろうさん。
巣からころがり落ちた、まいごのたまごが、お母さんを探しています。まわりの恐竜たちが心配して、一緒に探してくれます。
たまごの親はだれなのでしょう?
★オススメポイント★
・はじめの恐竜ブックに
・リズミカルでカラフル
・協力の大切さを知る
<文字数>ふつう
店頭で見つけた一冊。はじめての恐竜絵本として最適です!
メジャーな恐竜が出てきて、特徴がわかります。イラストが可愛く、とてもリズミカル!
また、協力する大切さを学べ、やさしい気持ちになれます。
第6位 きょうりゅうオーディション
2017年初版。著者たしろちさとさん。大人気の絵本です。
舞台は、あたらしい劇団員を選ぶオーディション。司会はフクイベナートル。
「とくいな ことは なんですか?」7頭の恐竜たちが次々出てきて、特技を披露します。
★オススメポイント★
・面白くて笑っちゃう!
・メジャーな恐竜の特徴がわかる
・テンポがいい
<文字数>ふつう
とてもユーモアがあり、おもしろくて笑ってしまう。
「はい、つぎのかた」って、「え、もう?」1ページごとに、恐竜の特徴をうまく表現しています。
最後の恐竜はさすがの大迫力で楽しいエンディングです。
第7位 きょうりゅうバスでとしょかんへ
2022年4月初版、世界で話題の台湾国民的シリーズが日本にやってきました!文、リウ・スーユエンさん、絵、リン・シャオペイさん(大人気絵本作家)
今日はまちの図書館のおはなしの時間。ミミとココとフェイフェイが、きょうりゅうバスに乗って、図書館へ急ぎます。
でも、図書館はきょうりゅうくんには小さすぎて、入れない。窓からおはなしを聴くだけなら、いいよね。「でも、しずかにしていてね」
きょうりゅうくんは、やくそくをすっかりわすれてしまって…
★オススメポイント★
・元気なきょうりゅうくんが魅力的
・子どもたちときょうりゅうくんの優しいやりとり
・心あたたまるファンタジー
<文字数>多め
大きくて元気なきょうりゅうくんが大活躍。でも、いろんなものを壊してしまうし、まわりからは、残念がられちゃう。
でも、とっても優しいし、子どもたちからとても愛されている。そんな、子どもたちときょうりゅうくんのやりとりにご注目!
最後はほっこり、うっとり。お子様だけでなく、大人まで絵本が大好きになる一冊です!
▼最新作2022年11月『きょうりゅうバスでがっこうへ』これまた良くて、何度も読んでいます。
第8位 きょうりゅうたちのおやすみなさい
作者はアメリカの児童文学作家ジェイン・ヨーレンさん。
私が本作・シリーズを知ったきっかけは、恐竜の英語絵本を探していたときのこと、『How Do Dinosaurs Say I Love You?』に出会ったことです。
こちらはマイナーかもしれませんが、恐竜たちが人間の世界でどうふるまうか?ということが、可愛く描かれており、恐竜に親しみを感じられる絵本でした。
本シリーズは、恐竜と一緒に暮らす日常が描かれており、恐竜が食べ物をこぼして汚したり、イタズラしたり、キスをしたり、恐竜が大好きなお子様なら、引き込まれるでしょう。
中でも、『きょうりゅうたちのおやすみなさい』は、お気に入りの一冊になっています。
様々な恐竜たちが、もう寝る時間よ、おやすみなさいといわれます。さあ、恐竜たちは、どんな反応をするか?にご注目。
★オススメポイント★
・寝る前の絵本に
・恐竜に親しみを感じられる
・恐竜たちの気持ちに共感できる
<文字数>ふつう
恐竜たちはどれも愛嬌があって、ほんとうの子どもたちみたい。何だか一緒に暮らして一緒にネンネするみたい。
絵もなかなか特徴的で恐竜たちは表情豊か!私的にはオススメです。
▼英語版はコチラ
『How Do Dinosaurs Say Good Night?』
もしおうち英語をされていらっしゃれば、こちらもオススメですよ。
番外 おさるのジョージきょうりゅうはっけん
この本も好きなので追加します。
こちらは、恐竜が出てくるというより、恐竜化石発掘現場に行くというお話なので、番外とさせていただきました。
恐竜に興味が出てきたら、あるいは、ジョージが好き!という場合はオススメします。
▼英語版も楽しめます。
まとめ
以上、実際に、恐竜大好き3歳が繰り返し読む絵本を厳選し、8冊ご紹介しました。
- 恐竜バス
- ベッドのなかはきょうりゅうのくに
- トリケラトプスと恐怖の大王
- いちばんあいされてるのはぼく
- まいごのたまご
- きょうりゅうオーディション
- きょうりゅうバスでとしょかんへ
- きょうりゅうたちのおやすみなさい
読んでみて気に入れば、シリーズの中で別の本を選んでみると、幅が広がり、さらに喜ばれるでしょう。
皆さまのお子様の『おきに入り絵本』が見つかりますように。
▼動物絵本オススメはコチラ
▼もしおうち英語にご興味があれば
▼育児あれこれ
楽しい育児の工夫