- 夫の育休って実際どうなの?
- 具体的に何をするの?
- メリット・デメリットは?
こんな疑問にお答えします。
私(脳外科医)は半年の育休を経て職場復帰。その後、保育園入所までの半年間、夫が育休を取得しました。
この記事では、夫の育休(バトンタッチ育休)の実体験と乗り切る工夫をお話します。
夫育休のメリット
育児の大変さを理解できる
自分の時間がほとんどとれない待ったなしの育児。子どもが昼寝の間は家事もあります。
休息がなかなか取れず、夫は「通勤をしているよりも大変」と言っていました。
しかし、育児を経験することで、今後の育児において、より一層夫婦が協力し合えます。
大変さを理解しているからこそ、パートナーに手を差し伸べることができます。
子どもと濃密な時間を過ごせる
仕事をしていると、勤務日の子どもとの時間は帰宅後の少しの時間のみでしょう。
勤務時間によっては、ほとんど一緒に過ごすことができません。
乳児の間だけでも、濃密に一緒に過ごせるのは、”そのとき”だけの特権なのです。
成長が身近に感じられる
はじめてハイハイができた。立ったができた。1歩歩いた。
我が子の”はじめて”できたことを自分の目で見られるのは何といっても嬉しい貴重な経験です。
とても大変だった。
でも子どもの成長を傍で見られて、何とも貴重な時間だった。
デメリット
肉体的精神的疲労、孤独になりがち
肉体的にも精神的にも育児経験者にしかわからないハードさがあります。
子どものためにと思って色々やってはみるのですが、ほんとうにこれでいいのか悩みは尽きません。
ひとりで取り組んでいると、孤独になりがちです。また、何だか報われないやるせなさも感じてしまうことがあります。
実際、夫は育児ノイローゼになりました。
家族と相談したり、福祉施設の方と交流したり、他人と話す場があればGood。
家族の協力、ひとりの自由時間や気分転換が必須です。
工夫した点
夫の育休中は唯一の息抜きが土日でしたので、下記を実行しました。
- 土日は妻(私)が外へ子どもを連れ出す
- 可能な範囲でイベントに参加する
- ベビースイミングに通う
- 夫の自由時間を確保する
とにかく、外へ出ていく機会を設け(とはいえ新型コロナの影響で、イベントへの参加は難しく、地元の公園と保育施設がメイン)、
土日や私の帰宅後は、可能な限り夫のフリー時間を設けました。
夫育休中のルーティンワーク
朝
私:お弁当作成がてら離乳食作成後、出勤。
(離乳食は簡易なものでよいです。蒸した野菜つぶし、野菜フレーク粥、冷凍品温め、パウチなど。)
夫:子どもの食事介助、その後、公園等外へ連れ出す。
昼
夫:公共の保育施設へ出向く。
(おもちゃや絵本があり、保育者によるリトッミクやイベントがある。)
帰宅し子どもが昼寝をしたら、その時間に家事を済ませ、休息。
週2-3:ベビースイミングに通う。
- 外出:一日中家にこもるのは辛く、気分転換になった。
- 保育施設:同年代の子どもや母親、保育士との交流ができた。
- ベビースイミング:先生や生徒との交流ができた。子どもも水遊びに慣れ、初めの嫌がる顔が最終笑顔に。(^^)
夕
私:帰宅し夕飯を準備する。
夫:子どもとお風呂に入る。
協力して食事介助する。(この間に、今日の出来事などを夫婦で話していました。)
夜
私:絵本の読み聞かせをし、子どもとの時間を過ごす。
夫:寝かしつける。
まとめ
- 家にこもらないで、近場でよいので外へ出向く。
- 夫婦でできることは協力し、会話をできるだけする。
- 「お疲れ様、ありがとう」と、ねぎらいの言葉をかける。
- 気分転換は必須。土日にフリーな時間を確保する。
育児はハードですが、一歳未満の子どもの成長を間近で見られるのは、そのときだけの貴重な体験。
せっかくの機会を親子とも一緒に楽しめればよいですね。
参考>>ワンオペ2人育児のコツとは?