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育児

【男性育休体験談】夫、育児ノイローゼになる。原因と具体的な解決策をお話します。

育児ノイローゼ

私(脳外科医)が半年の育休から復帰後、夫が半年間の育児休業を取得しました。

数ヵ月が経ち、ふと育休中の夫の表情が暗いことに気付きました。笑顔が完全にない。

何か協力できることはないか…。寝る前に話しかけると、”育児を楽しめず、うつ寸前の状態”であることがわかりました。

普段は大丈夫と言っていたけれど、我慢の連続だったのです。

子どもの成長は楽しみだが、24時間つきっきりで、毎日の育児を”義務”としか思えない。自分がしたいことが今は何も思いつかない。とにかくつらい。

この記事では、実体験をもとに、夫の育児ノイローゼの原因と具体的な解決策についてお話します。

夫の育児ノイローゼの原因

1、妻(私のこと)

後ろ姿の女性

ひとつの原因として、”復帰して余裕がないストレスフルな私”にありました。朝早くに家事を済ませ、家を出て帰宅も早くない。

夫が日中の育児と家事を一生懸命こなしてくれていたのに、どうしても自分がイライラしてしまい、夫への”ねぎらいの言葉かけ”を十分にできていませんでした。

育児の大変さを理解しているはずなのに、疲れた様子で帰宅し、「お疲れ様」や「ありがとう」の言葉かけをしないなんて…。夫は報われませんよね。

2、子どもにかかりっきりで自分の時間がない

子どものお世話でやるべきことは一杯。外への連れ出しも子どものことを思ってのこと。

子どもがお昼寝をした間には、自分の食事に洗濯掃除など家事があります。

自分の時間が持てず、趣味や娯楽に費やせる時間がないのです。ひとりで出かけることもできず、何も楽しめなかった。

3、睡眠不足

そもそも睡眠不足では、子どもの相手は体力的にきついです。自分に余裕がないとしんどいばかりです。

夫は、夜間の添い寝を担当しているにも関わらず、子どもの昼寝時間にも家事のため寝られず、慢性的な睡眠不足に陥っていました。

4、相談できなかった

外へ出なければ家で子どもとふたりきり。話相手がおらず、孤独になります。

唯一の話相手である妻(私)も、帰宅して子どもへ視線を向ける。さらに不機嫌そう…となると、自分から話し出せませんよね。

夫に必要なこと

  1. 妻からのねぎらいの言葉。
  2. ひとりの自由時間と趣味(気分転換)。
  3. 睡眠時間の確保。
  4. ひとりで抱え込まない、妻や周囲への相談。
  5. 他人との交流。

具体的な解決策

1、妻からのねぎらいの言葉

あrがとうの言葉

もし、あなたが同じ状況の奥さんなら、ご主人を褒めましょう。褒められて嬉しくないひとなんていません。

ただ、ご自身がストレスフルだと褒めるまでできないかもしれません。

例えば私の場合、褒めることをわざと欠いていたわけではないのです。自分(の仕事や時間割)に余裕がなくて夫への思いやりに欠けてしまったのです。

ですから、復帰後、慣れるまでは大変かと思いますが、ご自身のできる範囲で生活リズムを整え、自分を褒め、気分転換をし、肉体的にも精神的にも少しでもラクになるように心がけましょう。

逆に、もし、あなたがご主人で、奥さんが褒めてくれないと悩んでいる場合は、まずは、奥さんに「お疲れ様」のねぎらいの言葉をかけてみてください

こっちも疲れているんだから!や、褒めてくれ!とストレートに言ってもケンカの元になるかもしれません。

今日の育児の出来事や奥さんの仕事のことなどを話題に出して、嬉しかったことや辛かったことを共有し、お互い悩みや困っていることはないかと掘り下げて、とにかく何でも話し合うことが大事です。

2、ひとりの自由時間と趣味

ひとりの時間

平日に夫がひとりの時間を確保するのは困難でしたので、土日に”夫ひとり時間”を確保しました。

はじめ夫は、ひとりにされても「何をしたらいいかわからない、したいことも見つからない」と虚無感に包まれていました。

しかし”趣味”として新たに、メンズヨガをしてみることになりました。きっかけは、広告で土日に無料体験できるという情報をゲットしたからです。

ものは試しで、参加してみると、「なんだか気分転換になった、身体がほぐれた」と言うのです。その後、機会があれば予約するようになりました。

メンズヨガで気分転換!ホットヨガ体験はコチラを参考に

また、ひとりで映画に出かけることも息抜きになったようです。

もともとの趣味があればそれを極めたり、新たに趣味を見つけたりして、ご自身にワクワクするご褒美の時間をあげてください。

3、睡眠時間の確保

夫育休中は、私が早朝に起床のために添い寝を夫が担当していました。

しかし、夜間に十分な睡眠を取れておらず、日中もなかなか休めない中、寝不足な状態が続き疲労を招いていました。

そこで、夫を添い寝担当から外し、私が子どもの添い寝をし、夫は別室で寝るようにしました。

4、ひとりで抱え込まない、妻や周囲への相談

助けを呼ぶこと

どうしても、ひとりで悩みがちかもしれませんが、なかなか解決の糸口は見つかりません。

一番の理解者や相談者は家族ではないでしょうか。

奥さんや、育児の先輩であるご両親に相談してみましょう。あるいは同僚や先輩など周囲に男性育児経験者がいらっしゃればアドバイスを受けてみましょう。

私たち夫婦の場合、夫は気を遣ってからか、夫から私への相談はなく、”うつ寸前シグナル”に気付く機会を逃すところでした。

工夫として、”夫婦ノート~何でも記載OK~”を作成し、悩みがあればノートに書いてもらうようにしました。

5、他人との交流

・近所の保育施設へ通う:保育士が常務し、おもちゃが充実していました。時々読み聞かせをしており、子育ての相談もできました。


・ベビースイミングへ通う:夫自身も幼少期に習っていたため、自然と選択肢のひとつになりました。

家族だけではなく、他人と交流できる場を設け、 少しでも孤独にならないように心がけました。

結果

  1. 妻からのねぎらいの言葉 

    ⇒夫婦の良好な関係を保つきっかけになり、夫も救われた。
  2. ひとりの自由時間と趣味 

    ⇒気分転換ができた。
  3. 睡眠時間の確保 

    ⇒良質な睡眠が確保できた。
  4. ひとりで抱え込まない、妻や周囲への相談 

    ⇒言いにくいことはノートに記載することで、お互いの悩みや考えを共有でき解決できた。
  5. 他人との交流 

    ⇒保育施設へ通うことは、子どもにとって普段とは別の環境で、保育士との交流を通じ、絵本の読み聞かせや多種のおもちゃで遊ぶことができた。

    夫も、保育士と自分の悩みや歯磨き指導など育児に関する相談ができた。

    ベビースイミングでは、先生や保護者、生徒との交流があった。水の中で遊ぶことに徐々に慣れていく子どもの様子が確認できた。

徐々に元気を取り戻すことができました。

まとめ

  • 家族は、お互いに相手を思いやる気持ちを持ち、相談し合う。
  • 子育てのみに必死にならず、工夫して趣味も楽しむ。
  • ひとりで悩まず周囲に相談する。
  • 福祉施設、サービス、習い事を利用し他人と交流する。

貴重な育児休業の期間。もし、同じように悩んでいらっしゃれば、参考にしてみてください。ぜひ楽しいものになりますように。

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さなえ
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2、4歳児の脳外科医ママ。 女医の妊娠、育児に関する悩み、経験を共有し、解決法や楽しくできる工夫を発信しています。
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