子育て女医の転職失敗事例とは?
女医の転職体験談をご紹介します。転職を失敗しないためのポイントをお伝えします。
★本記事の要点★
✓女医の転職失敗事例
✓失敗しないポイント
✓転職失敗のその他の理由
✓転職を後悔しないために
✓育児中女医のオススメ転職サイト
女医の転職失敗事例
体験談1
【卒後3年目内科】
医局に属し、専門医取得未だ。1児の母。
出産・育休後、医局に常勤で復帰したが、予想以上の子どもの緊急呼び出し対応などで、仕事に穴をあける必要が出てきたので、転職活動を開始。
復帰後1年のタイミングで転職。
<転職して良かった点>
・育児に時間があてられる
・フレキシブルに動ける
<転職して失敗した点>
・自分の将来を見据えて決定すべきだった
<本音>
内科の常勤となりましたが、「熱心に指導いただけて、専門医を取得できる職場」ではありませんでした。
育児の時間がとれるようになったのは、ありがたいのですが、キャリアのサポートがもっとしっかりしている職場を探すべきでした。
年収も待遇も好条件と思いましたし、そちらは不自由ありませんが、もう少しよく検討すべきでした。
当時転職希望がとても強かったので、もう仕方ないのですが、内科専門医をとってから転職しても遅くなかったかもしれません。
体験談2
【卒後13年目外科】
医局に属し、専門医取得済み。2児の母。
出産・育休後、医局で復帰したが、手術がある、当直・オンコールがあることで、子どもが犠牲になった。今の勤務先が続けにくく、転職するのが望ましいと考えた。
<転職して良かった点>
・当直なし。土日は完全フリー。常勤医
・育児を優先できる環境
<転職して失敗した点>
・スキルが身につかない
<本音>
転職先では、外科手術が全くできないわけではありません。
しかし、なりたい自分とは程遠いのです。外科領域に関わることはできても、スキルアップはのぞめません。
子育てを優先した結果、ある程度仕方がないと割りきるしかないのかもしれませんが、今後、子育てがひと段落したら、転職しようと考えています。
上記のお二人の事例では、
✓キャリアのサポートが不十分
✓スキルが身につかない
ことが失敗の理由でした。
失敗しないポイント
- なりたい自分をイメージし、
キャリアプランを考える - なりたい自分を実現するのに
何が必要か - 希望条件
- 今の問題点
- どうすればベストか考える
1 なりたい自分をイメージし、キャリアプランを考える
キャリアプランはライフステージに合わせて、その都度変更できます。
ただ、よく考えることがとても大事です。
ここでは、おおざっばでいいので、例えば10年先、どうなっていたいか理想を描きます。
2 なりたい自分を実現するのに何が必要か
専門医取得が必要?再研修?
医局に属している必要がある?
転職でもいい?
どういう条件・職場であれば、キャリアを実現できるかを考えます。
3 希望条件
育児のことを考えると、妥協せざるを得ない点もあるでしょうが、まずは希望条件を箇条書きにします。
常勤?非常勤?時短勤務?
当直・オンコールは外してもらう?
業務の具体的な内容は?
4 今の問題点
今の職場の問題点を洗い出します。
5 どうすればいいか考える
3の希望を叶え4の問題点を解決するには?
仕事内容を変える?
とりあえずやってみる?
転職?
転職するなら条件は?
ご自身の意見がまとまったら、ご家族や上司と相談します。
お役に立たないかもしれませんが、
例えば私の場合、
- なりたい自分をイメージ
脳卒中・脳血管内治療に携わる - 何が必要か
ブランクが4年、再研修が必要 - 希望
・常勤
・脳血管内治療を再研修したい
・オンコール・当直が免除されるなら、ありがたいが…
無理であれば(脳卒中は救急メインなので、たぶん無理)
引き受けられる体制(家族・外部委託)を整える必要がある - 今の職場の問題点
・医局人事に従う必要がある
・育児との兼ね合いが難しい - どうすればいいか
・医局長・教授と話し合い
・希望を伝える
(今はこれしかできない)
万一のドロップアウトに備えて、逃げ道も用意
(医局に属しながら転職サイトに登録しています)
転職失敗のその他の理由
転職失敗のその他の理由を調べたところ、以下がありました。
・育児に対する理解を得られなかった
・思っていた職場環境ではなかった
(良くなかった)
・周りのスタッフとうまくいかない
・聞いていた勤務内容ではなかった
(激務だった)
転職先が聞いていた・思っていたのと違った、というのが多いようです。
転職を後悔しないために
★後悔しないためのポイント★
・勤務条件・内容が希望にあっているかを確認する
・転職エージェントに質問する
・候補の転職先には足を運ぶ
勤務条件・内容が希望にあっているかを確認する
転職先の勤務条件・内容が、ご自身の希望にあっているかを確認しましょう。
採用条件は必ず書面で確認しましょう。
転職エージェントに質問する
転職エージェントは、多数の医療機関に精通しており、専門といえます。
不明点は何でも聞き、不安を解消しましょう。医師転職支援サービスの【JMC】は、専門家として、一人ひとりに綿密にアドバイスしてくださいます。
候補の転職先には足を運ぶ
実際見てみないと、職場の雰囲気は伝わりません。
「思っていたのと違った」とならないように、転職先の病院へ見学に行きましょう。
育児中女医の
オススメ転職サイト
▼出産・育児でブランクができて再就職までの研修が必要なとき、そのサポートを受けられます。
◎女性医師バンク
初めての方へ | 日本医師会女性医師バンク
◎民間医局
民間医局
▼実際の転職成功事例
子育てと仕事を両立できた女医の転職成功例
ぜひ、複数のサイトにご登録ください!
なぜなら、
・求人を比較できるため、より好条件の求人を見つけられる
・相性のよい転職エージェントに出会える
可能性が高まるからです。
まとめ
✓女医の転職失敗事例
✓失敗しないポイント
✓転職失敗のその他の理由
✓転職を後悔しないために
✓育児中女医のオススメ転職サイト
についてお話しました。
ご参考になりましたら幸いです。
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