- 本当にオススメの本が知りたい
- 0歳からの絵本を探している
- 絵本をプレゼントしたい
そんな方にぴったりの記事です。
こんにちは。
脳外科医ママさなえです。
✓私自身が幼少期、絵本大好きっ子。
✓我が家は500冊以上児童絵本を所持。
✓毎日絵本の読み聞かせをしています。
今回は、0歳からの絵本の中で、実際に息子が「もう一回!」と夢中になり、他からも好評の『絶対買いの絵本』を厳選してご紹介します。主な対象は0、1、2歳です。
記号の説明
<対象年齢>
出版社からの推奨があれば記載します
<文字数>
★:少なめ
★★:普通
★★★:多め
0歳から絵本を読むメリット
聴覚・視覚を鍛える
生まれてから聴覚、次に視覚が発達してきます。絵本を読むことで、親の声が赤ちゃんの聴覚を鍛えます。絵の色・形から視覚も鍛えられます。
外からのインプットが多いと、言葉を覚えるため、言語発達が促されます。
親子のコミュニケーション
絵本は、親子のコミュニケーションを生み出します。ただ読むだけでも効果があります。
赤ちゃんからの言語の表出がまだなくても、親の声を聴くというのが心地よく、それだけで赤ちゃんは学習をしているのです。
月齢がたつにつれ、「ア、バ」と声を出したり、指さしをしたり、赤ちゃんからの反応が見られます。
絵本に親しむ
赤ちゃんにとって、絵本を読んでもらうのが楽しい時間となれば、絵本が好きな子に育ちます。
Q:絵本の読み聞かせはいつから?
A:始めよう!と思ったとき
何歳、何ヵ月と決まったものはありません。生後すぐは「ミルク飲もうね」「オムツ替えようね」の語りかけで十分です。
早ければ、4-5ヵ月頃から注目して聞いたり、絵本を眺めたりできます。赤ちゃんから何の反応もなくても、赤ちゃんは見聞きして、脳は十分に反応しています。
ご自身の無理のない範囲で、取り組んでみてください。
そして、1歳以降でも決して遅いことはありません。始めよう!と思ったときがはじめ時です。
絵本、読み方のコツ
子どもと肌を合わせる
読み聞かせをするときは、子どもと同じ方向を向き、肌を合わせます。
リズムを楽しむ
擬態語や擬音語などを「オノマトペ」といいます。オノマトペをおもしろそうにいうと効果的。笑ってくれる時もあります。
例)
いないいないばあっ!
ドドドドドドドド
ころころころ
わんわん
0歳からのおすすめ絵本
いないいないばあ
ロングセラー、定番中の定番。
くまちゃんがほらね。いない、いない、ばあ。
動物たちが「いないいないばあ」をします。
どんな動物が出てくるかな。
★オススメポイント★
・脳の発達を促す
・赤ちゃんが喜ぶ
・いないいないばあを覚える
<対象年齢>0歳~
<文字数>★
「いないいないばあ」をすると子どもの脳が鍛えられます。特に記憶を司る前頭前野と海馬の神経回路が発達します。
「いないいない」で顔が隠れて、それを記憶し、「ばあ」で隠れた顔が出てくると予測し、期待する。
つまり、短期記憶ができるようになります。これを繰り返すことで、子どもは学習し、楽しくなってきます。
8ヵ月頃になると、本書をめくるめくる。10ヵ月頃になると、自分から「いないいないばあ」をするようになり、合わせて「ばあ」というようになります。
「ばあ」で親が笑顔で顔を出し、「上手だね」とほめると、子どもは喜ぶ。
このように「いないいないばあ」をすると、親子のコミュニケーションも促されます。そのきっかけを与えてくれる絵本です!
『いいおかお』『もうねんね』と合わせたAセットが特におすすめです。
『いいおかお』
動物たちがやってきて、いいおかおをしていく。最後はお母さんがやってきて。
いいおかおをすることを覚えます。シンプルなのに大事なメッセージが伝わる絵本。
『もうねんね』
いぬもねんね。ねこもねんね。おやすみ前の読み聞かせに最適です。
がたんごとんがたんごとん
がたんごとんがたんごとんと汽車がやってきます。駅で待っているのは哺乳瓶。「のせてくださーい」
次に待っているのはなあに?生活の身近にあるものが次々に汽車に乗ります。最終駅につくと…?
★オススメポイント★
・繰り返しのリズムが楽しい
・身近なものが出てくる
・がたんごとんとマネしたくなる
<対象年齢>0歳~
<文字数>★
子どもは繰り返すリズムが大好き。
特に「がたんごとん」は、電車・汽車の代表の音で親しみやすい。
駅で待っているのは、なんと哺乳瓶!というかわいらしさ。生活上の身近なものが出てくるので、自然と物の名前も覚えます。
「がたんごとん」のリズムに合わせて身体をゆするとあら不思議、子どもも笑顔に。
乗り物好きにはたまらない絵本ですが、そうでなくても十分に楽しめる絵本です。
しましまぐるぐる
しましましま こんにちは
ぐるぐるぐる こんにちは
から始まります。
身近なものの「しましま」と「ぐるぐる」が交互に繰り返される。
★オススメポイント★
・コントラストがはっきり
・視覚を鍛える
・リズムと絵で心をとらえる
<対象年齢>0歳~
<文字数>★
私自身は、ここまでこの絵本が人気!とは知らずに、本屋さんで手に取って、色鮮やかなかわいい表紙から思わず購入した絵本。
絵本の中では、一番コントラストがはっきりしていて、0歳児はじめての読み聞かせにぴったり。
内容は、しましまぐるぐるの繰り返しでいたってシンプル。
「しましま」と「ぐるぐる」って意外と周りにあるねという発見があって、おもしろい。
最後は、自分も、しましまぐるぐるの世界に入り込んだような感覚になるから不思議。
鮮やかな色とかわいい絵で、思わず何度も読んでしまう絵本です。
だるまさんが
だ・る・ま・さ・ん が どてっ
だ・る・ま・さ・ん が 〇〇
だるまさんが出てきて、転んだり、伸びたり変化します。
次は、だるまさんがどうなるのかな?
★オススメポイント★
・だるまさんの変化に大注目
・リズムよく楽しめる
<対象年齢>0歳~
<文字数>★
子どもたちが大好きな絵本!0、1歳児にとっては、No.1に輝くかもしれません。
なぜ、この本が大ヒットしたのか?
- やっぱり赤は目立つ色
- チャーミングなだるま・意外性
- 何といってもリズミカル!
だからだと思います。
赤は、子どもが最も識別し親しみやすい色。そんな赤くてまあるい、だるまが、自由自在に変化する。
そして、だ・る・ま・さ・ん が とリズムよく読めて、間があって、オチがある。
内容はとてもシンプルなのに、夢中でページをめくってしまう。そして、思わずマネして笑ってしまう、そんな絵本です。
我が家0歳児は、「どの本がいい?」と並べると、決まって本書をセレクト。2歳児は、何度も「読んで!」とせがんでくる。
『だるまさんの』『だるまさんと』と合わせてセットでプレゼントして喜ばれる、大人気、定番絵本です!
ぱかっ
「ぱかっ」という音とともに、色々なものが飛び出すよ。
次は何が飛ぶ出してくるかな。
★オススメポイント★
・カラフルな色が視覚を鍛える
・リズムがよい
・笑顔になれる
<対象年齢>0歳~
<文字数>★
カラフルでコントラストがはっきりした本。
そして「ぱかっ」と同時に何かが飛び出してきて、びっくりかわいい楽しい絵本。
何が出てくるのか…「ぱかっ」というたびに、泣く子も思わず注目して笑顔になれる絵本です。
くっついた
金魚、アヒル、ゾウたちが「くっついた」
最後は赤ちゃんをはさんで、親子がくっついた。
★オススメポイント★
・くっついたのリズムがかわいい
・親子の愛情が感じられる
・色々な生き物を知るきっかけに
<対象年齢>0歳~
<文字数>★
生き物も動物も、みんな「くっついた」。赤ちゃん、あなたにもママ、パパが「くっついた」。
読みながら一緒にぎゅっぎゅっと触れ合えば、スキンシップが生まれる。そして愛情を感じられる優しい絵本です。
かお かお どんなかお
こちら手にとりやすいミニ絵本です。
うれしいかお、かなしいかお、おこったかお、次々に感情のこもった表情があらわれます。表情の絵本。
★オススメポイント★
・色々な表情を知る
・表情のマネをする
・感情豊かになる
<対象年齢>0歳~
<文字数>★
たのしい、かなしい、からい、あまい等、形容詞とその感情・表情を学べます。
勉強して学ぶのではなく、それを楽しみながら知ることができます。
2歳の子どもは、絵本の表情をマネして見せてくれるんです!「からい かお」と読むと、「うへー」と本当に辛そうに!私を笑わせてくれます。
じゃあじゃあびりびり
いぬ、わん わん わん、みず じゃあじゃあじゃあ
耳を澄ませば、聞こえてくる身近な物の名前と音を紹介しています。
★オススメポイント★
・オノマトペがいっぱい
・音から物を認識する絵本
・身近にある物と音を覚える
<対象年齢>1歳~
<文字数>★
0歳から楽しめます。
4ヵ月検診のため、保健所に出向いたときのこと。待合室にて、ボランティアの方が絵本の読み聞かせをしていました。
そのときの絵本が「じゃあじゃあびりびり」でした。
それが…、読み聞かせが始まると、泣く子も黙る!!子どもたちの視線が一気に読み手に向けられました。
この絵本の魅力は何といっても、自分たちの身近にあるものの音です。
オノマトペがリズミカル。知っている音が繰り返され、心地よい。
「あ、知っている音だ。次はどんな音かな。」と子どもは興味津々。そんな魅力がつまった絵本です。
おつきさま こんばんは
夜になって、お空が暗くなると、まんまるお月さまが顔を出す。
くろい雲さんがやってきて、ああ…、お月さまが隠れてしまった。
雲が去ると、また、にこにこお月さまが顔を出した。
★オススメポイント★
・夜、月、雲を知る
・おつきさまは憧れの象徴
・寝る前の絵本にもぴったり
<対象年齢>0歳~
<文字数>★
2歳児が「保育園で読んだ、ほしい!」というので、本屋さんへ一緒に足を運びました。
おつきさまの顔が雲で隠れるページが、何だかワクワクそわそわするようで、「うふふ…」といっています。
先程の「いないいないばあ」と同様に、またおつきさまが現れるということを知っているから、それが安心感につながり、にっこりおつきさまに出会えることが嬉しいのですね。
まあるいお月さまを魅力的に描く、本作品に脱帽です。
はらぺこあおむし
日曜日の朝生まれた小さなあおむしは、お腹がぺっこぺこ。いろんな果物やお菓子を食べてふとっちょに。最後に美しいちょうちょになります。
★オススメポイント★
・カラフルな絵画
・曜日や数を知る
・穴が開いたしかけ
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★
0歳から楽しめます。
世界中で親しまれているエリック・カールの代表作。
ストーリーも有名かつ曜日・数を自然と学べます。
絵本には果物の真ん中にあおむしが食べた穴が開いています。
自作のあおむしを穴に通して遊んでいます。あるいは子どもの指を通すしぐさをしても楽しめます。
きんぎょがにげた
金魚鉢からにげたきんぎょ。どこに にげた?また にげた。
こんどは どこ。
絵本の中からきんぎょを見つけられるかな?
★オススメポイント★
・金魚を見つけるのが楽しい
・発想がおもしろい
・金魚がかわいい
<対象年齢>2歳~
<文字数>★
0歳から楽しめます。
五味太郎さん作、子どもが楽しめる絵探し絵本。
知育にもぴったり。早ければ10ヵ月、1歳頃から、金魚を認識し(赤ピンク色なので見やすい)、指さしができるようになります。
金魚がかわいいので、様々なグッズもあります。先日保育士さんが「きんぎょがにげた」のエプロンをしていて、とてもかわいかったです。
たまごのあかちゃん
たまごのなかで かくれんぼしている あかちゃんは だあれ でておいでよ
色々なたまごから、色々な生き物が誕生します。最後は大きなたまご、誰がでてくるのかな?
★オススメポイント★
・繰り返しの言葉で読みやすい
・いろんな生き物が出てくる
・絵も特徴的
<対象年齢>2歳~
<文字数>★★
2歳児のお気に入り。なぜなら、最後にたまごから飛び出すあかちゃんが大好きだから。
このたまごからは、どんな生物が出てくるのかな?と想像が膨らむ楽しい絵本で、おすすめです!
まとめ
『きっと夢中になれる!0歳からの絵本』を厳選しご紹介しました。
絵本の読み聞かせはいいことばかり。子どもの脳を鍛え、親子で楽しみましょう。
賢い子どもに育てるコツとは?
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