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研修医向け

【研修医女医の悩み】心臓血管外科に入局すべきか?将来を考えると何科がいいのか?

研修医女医の悩み
  • 将来、妊娠・出産を考えると、何科がいいのだろう…
    ラクな科ってありますか?
  • 心臓血管外科に興味がありますが、迷います。
    進むべきでしょうか?
さなえ

医師はどの科も究めるのは大変。

軌道修正も可能。

やりたい科に進むべきです。

結論

何科を選択しても、ご自身が納得していればOK

ラクな科はあるのか

確かに、日常業務がそんなにハードでない科はあるのかもしれません。

例えば、マイナー科は、ラク?というイメージをもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、

同期皮膚科医

決してラクではありませんよ!

一般的にハードといわれる科と比べれば、一人前になるスピードは少し早いのかもしれません。

同期耳鼻科医

私は既に開業しているしね!

しかし結局、どの科も、甘くない。

なぜなら、どの科も選択すれば、その道を究めていくのが医者道。

それって、知識もいるし経験数もいるし、実績を積み重ねて、

いくつもの専門医試験を受験して…それを更新していって…。

新しい治療法が出てきたら、取り入れて、

医師になってからも、日々勉強なのです。

一人前になって、実力を伴うまでの過程は、

何科に関わらず、決してラクってことはないのですね。

将来的に何科がいいのか

結論から言うと、

好きで続けられそうかな?の視点で

自分が行きたい科を選択してほしいです。

妥協して希望科を選択しなかった同期

循環器内科と麻酔科を迷って、麻酔科に決めた同期。2児の母。

急性期疾患がおもしろく携わりたい・学びたいと思いながらも、

ハードな点を憂慮し、主治医制でない麻酔科に入局した。

全身管理が学べるだろうと妥協した。

プライベートはかなっているけれど、
業務は、したいことと合致していない。

結局気持ちを切り替え、麻酔科の多数の専門医を取得した。

希望科を選択しサブスペシャリティを変更した同期

循環器内科と眼科と迷って、循環器内科に決めた同期。3児の母。

出産前は、心筋梗塞の血管内治療に携わる。

出産を経てブランクができたが、心臓超音波検査専門に移行。

育休中だが、復帰後は外来などできる仕事を行い、徐々にスキルアップする予定。

麻酔科、眼科も立派な科目。

これらを選択するな、ということではないのでご注意を。

医者業が、ただ稼ぎたいだけ、ラクをしたい、という場合は別ですが、

もし、ある科に興味があって進みたいけど、

将来子どもや家庭を大事にしたいから、その科はハードに違いないから

という理由で諦めるのは、

ちょっと待って!よく考えてからにした方がよいよ

と私は言いたい。

さなえ

興味がないと、やりづらいし、
楽しくないよね。

例えば、医学生も試験ばかりだけど、苦手な科目はホントに勉強したくないよね。

一方で好きな科目は、なんだか覚えるのが苦痛でないときがある。

続けていく限りは、やはり好きな科目を選択するのが正解なのではないでしょうか。

(親が開業医でやむを得ない…というお話も聞いたことがありますが)

心臓血管外科先輩女医よりメッセージ

ふたりの女医

一般的にハードなイメージがあると思いますが、分野も様々で、女性が活躍できる場がたくさんあります。

女性医師は少数ながらも、近年増加しており、同門で意見交換をする機会もあります。

子育て中のドクターもおり、時短勤務や大学院生として在籍するなど、個々の希望に応じ対応できる体制があります。

ご興味があるならば、進んでみるべきだと思います。

もし、入局を考えている教室がありましたら、一度見学することをオススメします。

先輩女性医師がいらっしゃれば、直接話を聞いてみましょう。

壁にぶつかったら

もし、好きだと思って選択し、やはり違うな、無理があるな、合わない、

周りとうまくやれない、
と壁にぶつかったら、

もし、将来子どもができて、
キャパオーバーになって、

どうしようもなく困ったときは、

専門科の変更、転職も検討できます。

まとめ

  • ご自身が納得する科を選ぶ
  • 迷っている場合は、見学し、
    先輩女性医師に相談してみる

医学生の授業、ポリクリ、初期研修から、
感銘を受けたのは、どの科目でしょうか。

続けられるかは自分次第。

医師を目指したきっかけや初心に戻って考えてみましょう。

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何科に進もう?専門科を選択する際に押さえておきたいポイント6選とアドバイス さなえ 私自身、何科を選択するか、とても悩みました。 直前まで悩み、提出期限一日前に決定しました。 こんな方にオ...

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さなえ
さなえ
2、4歳児の脳外科医ママ。 女医の妊娠、育児に関する悩み、経験を共有し、解決法や楽しくできる工夫を発信しています。
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