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脳神経外科

【脳神経外科】女医の私が魅力語ります!脳外科医でよかったと思う点

手術現場

脳神経外科が何を治療する科かよくわからない、あるいは選択科を悩んでいる方へ。

この記事では、脳神経外科についてとその魅力について語ります。

脳神経外科とは

脳神経外科は、脳、脊髄、神経を専門とし、主に手術による治療を行う専門科。

診療する内容は、脳血管障害(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血、脳動脈瘤、頸動脈狭窄)頭部外傷、脳腫瘍、機能外科、脊髄疾患、小児脳神経外科など多岐にわたります。

手術中

▼学生さん・研修医の方向けの情報(外部リンク)
Neuroinfo Japan:脳神経外科医になるためのステップ

私が脳神経外科を選択した理由

神経への学問的興味

神経診察では明確に中枢神経系の異常場所を特定します。

脳は全身の司令塔で人が人として人間らしく生きるためには必須の臓器であり、神秘性を感じています。

脳神経外科手術そのものの魅力

顕微鏡で脳や血管、神経を見たとき、その美しさ、繊細さに魅了されました。

マイクロ操作は慎重かつ正確に、重要構造物を温存しながら、病変部を手術します。

初期研修の充実

脳神経外科の中でも、専門分野は多岐に渡り、幅広い知識と技術が要求されます。

術前の戦略を練り術後の復習をし、夜遅くまで手術ビデオを見直し記録します。

それだけ多くのことを身に着けるには時間がかかりますが、やりがいがあります。

また、重症患者が回復することは喜びです。

選択に際して悩んだのは、やはりハードな科であること。精神的にも肉体的にも女医としてやっていけるかと不安を抱きつつ…。

しかし、活躍している先輩脳神経外科女医もいらっしゃいました。

とにかく、”やってみよう”のチャレンジ精神で選択しました。

脳神経外科医となって良かったこと

女医さん

診察、診断、治療まで一貫して自分でできる!

患者の初期対応から、神経診察、診断、治療まで自分で担当できます。

外科手術だけでなく、血管内治療もできる!

脳神経外科専門医を取得する頃には、穿頭手術、一般的な開頭手術(外傷、脳腫瘍、脳動脈瘤クリッピング等)ができます。

例えば、くも膜下出血の原因である脳動静脈瘤の治療と言えば、主に、開頭手術と血管内治療で治すコイル塞栓術がありますが、

血管内治療に従事すれば、そのどちらも術者としてできるようになります。

サブスペシャリティ(専門分野)の変更も可能!

入局当時、私は、神経・脳の部位とその機能に興味があり、将来サブスペシャリティとして、機能外科を選択しようと思いました。

しかし、脳神経外科の日常診療を行っていると救急疾患が多く、”目の前の患者を救う技術” を身に着けたいと思うようになりました。

そこでサブスペシャリティとして、脳血管内治療を選択しようと考えました。

専門分野は多岐に渡るため、臨床経験を積む中で、軌道修正や変更も可能です。

複数分野の専門医を取得する先生方もいらっしゃいます。

多少ハードだが、何といってもやりがいがある!

忙しいときはとことん忙しいが、急患がないときはフリーに過ごすこともできる。そんなメリハリのある科目です。

目の前の患者さんを救うことに一生懸命になり、そのための努力を惜しみません。また自己研鑽を積む熱心な先生が多数です。

疾患が重篤でどうしても救命できないことももちろんありますが、重症患者が回復して社会復帰するのをみられる、それに貢献できることは何よりの喜びであります。

工夫がほしいと思う点

ほとんどが主治医制と認知していますが、チーム制で患者を担当し、役割や時間の分担ができれば働きやすいです。

まとめ

脳神経外科は、たとえ時間がかかっても、究めるのに十分価値があり、充実、やりがいを感じられる科目。

こんな方に向いている

患者さんを専門的にトータルケアしたい。
外科手術、血管内治療、あるいは機能外科、脊椎疾患治療に携わりたい。

是非、脳神経外科医として活躍してみませんか。

\さらに詳しく/

脳神経外科医の日常はどんなの?脳神経外科週間スケジュールを徹底解説します。

脳神経外科へようこそ。若手脳神経外科女医さんへのメッセージ

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さなえ
さなえ
2、4歳児の脳外科医ママ。 女医の妊娠、育児に関する悩み、経験を共有し、解決法や楽しくできる工夫を発信しています。
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