- 本当にオススメの本が知りたい
- 定番の動物絵本を探している
- 動物の絵本をプレゼントしたい
そんな方にぴったりの記事です。
こんにちは。
脳外科医ママさなえです。
✓私自身が幼少期、絵本大好きっ子。
✓我が家は500冊以上児童絵本を所持。
✓毎日絵本の読み聞かせをしています。
今回は、動物絵本の中で、実際に息子から「もう一回!」と何度もせがまれる絵本を厳選してご紹介します。
主な対象は2、3、4歳です。
記号の説明
<特にオススメ>
誰からも評価され有名な絵本・推薦図書には、見出しの前に★をつけました
<対象年齢>
出版社からの推奨があれば記載します
<文字数>
★:少なめ
★★:普通
★★★:多め
オススメを分かりやすくするため、動物ごとに区分しました。長くなりますので、目次より気になる項目にワープしてください。
動物絵本を読むメリット
動物に親しむ
わたしたちの身近にいる動物といえば、ネコ・イヌなどのペット、動物園にいる動物がいます。
それぞれ、どんな生き物で、どんな暮らしをしているのか、絵本を通して知ることができます。
実際その動物を見て触れたとき、絵本の記憶と結びつきます。知っている動物が増えると、動物園へ行くのも楽しくなります。
動物の気持ちに共感し優しくなれる
動物絵本は、擬人化しているものが多く、動物にもいろんな表情・感情・性格があることを学べます。
また、メッセージとして、協力する大切さ、親子の愛情、優しさが伝わってきます。
そのような絵本に触れることで、情緒豊かになり、優しい気持ちが育ちます。
動物絵本、読み方のコツ
無理せず、ふつうの読み方で大丈夫です。
でも、もし下記を実行すれば、絵本の時間がもっと楽しくなります。
抑揚をつけて読む
楽しい場面は楽しそうに、悲しい場面は悲しそうに。
動物になったつもりで読む
例えば、ライオンであれば、「ガオーっ」となりきると、強そうな印象を与えます。
親が少しフォローする
例えば、
「このオオカミ、ちょっと残念だったね。〇〇ちゃんはどう思った?」
「この動物初めて出てきたね。今度、動物園で見てみたいね」
「どの動物が一番すき?どうして?」
など、お話の最後に親子の会話をするのもよいです。
2020年~2022年初版の最新書籍から3冊を厳選
第1位 ★アニマルランド
2022年初版、オームラ トモコさん作、こどものくに傑作絵本です!!
いろんな動物たちがお話しながら大行進をします。さて、どこに向かっているのかな?
★オススメポイント★
・動物に親しみを持てる
・動物の名前を100覚えられる
・動物の違いを知れる
<対象年齢>3歳~
<文字数>★
息子が風邪のため自宅で療養していたときのことです。遊ぶほど元気のない彼は、一日どっぷり読書Dayとなりました。
そのときに、もう一回!とせがまれたのが、この『アニマルランド』。
なんと8回連続で読みました!それほど気に入っています。
で!この本の魅力は、
- 動物が100種類登場する
- どこに行くのか楽しみ
- ページをめくるごとに
何の動物かあてっこできる - 動物と人との距離が近い
- 裏話
動物が100種類登場すること
動物が100種類登場するのですが、同じページには、似た種類の動物が出てくるので、
例えば、
「アシカとオットセイの違いはどうかな?」
「モモンガとムササビの違いはどうかな?」
となり、わからなければ調べるので勉強になります。
(※絵本の表記は全てひらがなです)
動物の絵と名前が1対1対応になっているので、動物の名前が覚えやすくなっています!
物語の文章・文字数は少なくスッと読めるのですが、動物ひとつひとつを見て、ゆっくり丁寧に読むこともできます。絵と動物の名前を指さしでテンポよく読むこともできます。
このように、毎回読み方を変えられて、しかも、親しんでいると動物の名前を覚えてしまっているところが魅力です。
どこに行くのか楽しみ
動物たちがどこに向かうか楽しみながら読めます。
答えがわかっても、それが息子にとっては嬉しく、最後のページが一番好きなようです!
ページをめくるごとに何の動物かあてっこできる
見開きのページの端は、写真のように、動物の下半身が描かれています。
ページをめくると続きがあり、動物の上半身と名前(答え)が出てきます。
ですので、「この動物はなあんだ?」とクイズのように読むこともできます。
動物と人との距離が近い
途中で人が出てきて、動物の大行進を目の当たりにする場面があります。
ここで、「もしかして、自然に近い動物園なのかな」とあたりを付けるわけですが、自然界、動物、人との距離がとても近く、不思議な感覚になります。
裏話
裏話としては、足が一番遅いために、なまけものから行進をスタートするのだとか。
たくさんの見どころがある本作。こどものくに傑作絵本で、間違いない一冊でしょう。
第2位 うごきません
2020年初版、2021年第4刷
ハシビロコウをご存じですか?
じーーーーっとして滅多に動かない鳥です。
私がハシビロコウを知ったきっかけは、『ざんねんないきもの事典』で出会ったこと。
この絵本は、その動かない鳥代表のハシビロコウが主人公。
ハシビロコウのもとに、いろんな動物・変わった動物がやってきます。うずまき模様のシマウマがきたら、ハシビロコウはうごくかな?どうかな?
ハシビロコウは、なにがおきても、うごかないのかな?
★オススメポイント★
・コミカルに描かれている
・微笑まずにはいられない
・ハシビロコウが好きになる
<対象年齢>3歳~
<文字数>★
いろんな動物が、ハシビロコウを笑わせてみたり、変身してみたりするわけですが、特徴的なかわいい絵とハシビロコウの態度に思わず、読者が笑ってしまうんですね。
文も絵もサイコウ!最後がかわいい。文は大塚健太さん。絵は柴田ケイコさんで、有名な『パンどろぼう』の作者です!
ちなみに息子は、神戸どうぶつ王国に行ったことがあります。
ハシビロコウがいるのですが、やはり動かなかったので、いえ正確に言うと、ゆーーーくり動いていたので、それを覚えていて、ゆーーーくり動くさまをスローモーションで見せてくれます(笑)。
本書を読めば、ハシビロコウのファンが増えることでしょう(^^)
第3位 じぶんでよめるどうぶつずかん
2021年初版のどうぶつずかん
<対象年齢>3~6歳となっており、比較的長く使えそうです。
<文字数>★★★
何より、オススメのポイントは、見やすい!ことです。
動物図鑑は、将来的に成書が必要ですが、2~4歳で図鑑をお探しであれば、まずはこちらがいいのではと思います。
本書の特徴は
- 動物190種類
- 写真が多い
- 動物の名前と一対一対応
- 文字が大きい
- 文字がひらがな表記つき
- 子どもが自分で調べられる
- 動物の違いや特徴が簡潔
- 住んでいる国・地域が知れる
- とにかくわかりやすい
動物のはじめの図鑑として、オススメです!
息子がパパと動物園でトラを見ました。「大きかった!」というのですが、何の種類のトラかわかりません。
そこで、本書で調べてみると、トラが住んでいる地域ごとにトラの種類・写真が記載されており、何メートルと大きさまで載っていました!
見たトラは「アムールトラ」であることがわかりました。トラの中で一番大きいのですね。
このように、動物園の主要動物は載っており、特徴がわかりやすいため、動物園へ行く前後にも参考になります。
定番絵本のオススメ
ここでは、絶対にハズさない定番絵本の中から6冊を厳選します。
★ぐりとぐら
大人気!のねずみのぐりとぐらシリーズ。
特にオススメは定番『ぐりとぐら』で、幼少期マイベストでした。
のねずみのぐりとぐらが、森を歩いていると、大きなたまごが落ちていて…。そのたまごで、かすてらを作ることに。動物も集まってきて、クンクンいいにおい。ふんわりかすてら、おいしそう!
★オススメポイント★
・大きい小さいの対比が面白い
・可愛くて、テンポがよい
・お菓子作りのきっかけに
<対象年齢>3歳~5歳
<文字数>★★
かすてらを森の動物たちが食べているシーン、何度も何度も見ている息子でした。どんな動物が集まってきたのかな?
ぐりとぐらシリーズは定番。「このよでいちばん すきなのは りょうりすること たべること ぐりぐら ぐりぐら」とテンポよく、軽快です。
作者は、姉・中川李枝子(なかがわりえこ)さんと妹・山脇百合子(さまわきゆりこ)さん。絵担当の山脇百合子さんは2022年9月29日逝去されました。
本シリーズの他のオススメ
『ぐりとぐらのえんそく』
毛糸をたどると、大きなクマにドシン。一緒にハイキングするのが楽しいお話。
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★★
『ぐりとぐらのかいすいよく』
海辺で遊んでいると、手紙が入ったビンが流れてきて。うみぼうずと一緒に泳ぐ体験をする楽しいお話。
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★★
どちらのストーリーもおもしろく、頻回に読んでいます。楽しい内容です!
『ぐりとぐらのおきゃくさま』
こちらは、冬~クリスマスにオススメ。対象年齢も3歳からで読みやすいです。
厚生大臣賞受賞・全国学校図書館協議会選定図書。
やっぱり小さい・大きいの対比がおもしろく、ケーキは特大サイズでおいしそう!
森の動物たちもたくさん集まってきて楽しいお話。
★おふろだいすき
こちらも定番大人気!!
文字数が多く、対象年齢は4歳からとなっておりますが、絵が大きくしっかり状況を把握できますので、2歳からでも大丈夫です。
はじめはある程度文を省いて読んでも構いません。
まこちゃんが、アヒルのおもちゃ「プッカ」を連れておふろに入る。おふろ場に大きなカメやクジラが出てきて…。
題名通り、おふろが大好きになってしまう絵本。
★オススメポイント★
・ママには秘密のボクの体験
・おもしろい動物たちとの出会い
・お風呂が楽しい時間になる
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★★
息子とお風呂に入っているとき、バッサーとシャワーをかけてクジラのまねをしています。お風呂場にあるアヒルの名前はプッカです。(笑)
「カメさん出てこないかな~」
「50まで数えようか~」
と言いながら、お風呂の時間を絵本の世界のようにして楽しんでいます。
★ばばばあちゃんのお話
ユーモアがあって、おもしろいばばばあちゃんのお話。
爽やかで笑えるお話がいっぱいの定番絵本。
『やまのぼり』
『どろんこおそうじ』
が特に好きなのでご紹介します。
『やまのぼり』
やまのぼりに行くの、賛成。森のみんなが荷物をいっぱい持ってきた。多すぎるけど、まあ、いいや。近くにやまを作ればいい。
ばばばあちゃんのアイディアでやまのぼりがうんと楽しいものに!そしてそれから…?
★オススメポイント★
・春の気持ちいい季節の話
・山登り・ハイキングを疑似体験
・ばばばあちゃんについて知れる
<対象年齢>3歳~
<文字数>★★
頻回リピート。息子は、お山の上で、お弁当を食べて遊ぶシーンがお気に入りのようです。
『どろんこおそうじ』
お片付けが大嫌いな、こねことこいぬ。ばばばあちゃんが怒りますが、言うことをきかずに遊びだします。それを見て、ばばばあちゃん自身が、もっとずっと遊んでしまいます。
もう泥だらけ。さあ、どうなるかな?最後はどんな展開かな?
★オススメポイント★
・ちょっとサボってもいいよね
・という子ども心を見事表現
・お片付けの大切さを知る
<対象年齢>3歳~
<文字数>★★
子どもは泥んこ遊びが大好きなんですよね。それを、ばばばあちゃんが勇んで泥だらけになっている。
息子には、それがおもしろいみたいです。「ここも、ここも汚れてる!」ってニヤニヤしながら教えてくれるんです。
そんなおもしろさと裏腹に、お片付けの大切さも教えてくれる、ユーモアかつセンスの光る絵本です。
★てぶくろ
おじいさんが落とした、てぶくろに、「私も入れて…」といろんな動物が入って住みついていく。大きな動物もやってくる!しまいには、てぶくろはギュウギュウに。
てぶくろに、いろんな動物たちが入っていくウクライナ民話。
厚生省中央児童福祉審議会推薦図書、全国学校図書館協議会選定図書、日本図書館協会選定図書、大阪市立中央図書館選定図書。
★オススメポイント★
・内容がわかりやすい
・繰り返すテンポが軽快
・大きな動物も来てやりとりが面白い
<対象年齢>3歳~
<文字数>★★
動物の会話のやりとりがほとんどで、解釈は読み手の自由になっています。
例ですが、
・寒い中のあたたかいお家のぬくもりのありがたさ。
・動物たちの仲間意識・優しい気持ち。
・ほんの一瞬の出来事、おじいさんにとっては何ともない気づかない出来事、そんな少しの間にも、動物たちのストーリーがあるのですね。
★おおきなかぶ
きっとだれもがご存じの定番絵本。
サンケイ児童出版文化賞大賞受賞作品、厚生省中央児童福祉審議会推薦図書。
おじいさんが、おおきなかぶを植えました。
「うんとこしょ、どっこいしょ、それでもかぶはぬけません。」
動物たちを呼んできて、みんなで力を合わせて、かぶをひっぱるロシア民話。
★オススメポイント★
・内容がわかりやすい
・繰り返すテンポが楽しい
・協力する大切さを学ぶ
<対象年齢>3歳~
<文字数>★★
『てぶくろ』も『おおきなかぶ』も、きっとみんなが大好きな絵本です。
2022年それぞれが、ウクライナ民話、ロシアの民話であることを再認識しました。どちらも優しい気持ちがある絵本です。平和を願わずにはいられません。
★まどからのおくりもの
今日はクリスマス。サンタさんが、おうちを回りおくりものを届けるよ。
「ここは ねずみさんのおうち。おくりものは しゃれた ながぐつにしよう。」
サンタさんが、窓からプレゼントを入れるよ。ページをめくると、「あれれ…?!」
★オススメポイント★
・クリスマスを知る
・ページをめくる楽しみがある
・誰のおうちかあてっこできる
<対象年齢>3歳~
<文字数>★
五味太郎さんの大人気しかけ絵本!文字数が少なく、2歳でも大丈夫です。
日本図書館協会選定図書、全国学校図書館協議会・選定図書。
アイディアがいっぱい詰まった本作は大人気!子どもも大人も楽しめます。クリスマスプレゼントにもオススメ!
最後に、プレゼントを持ち寄る動物たち。クリスマスって嬉しいなと、ほっこりできる内容です。
「ここは わにさんのおうち」のシーン。窓に手をつっこみぼろぼろ
ゾウの絵本オススメ
★ぐるんぱの幼稚園
ちょっと汚くて残念なゾウのぐるんぱが、働きに出ます。色々がんばってみるものの、うまくいかず、しょんぼり落ち込んでしまいます。でも、あることがきっかけで、ぐるんぱは輝きます。感動のサクセスストーリー。
★オススメポイント★
・テンポがよくわかりやすい
・主人公の気持ちに共感する
・あなたは役に立つし価値があるよと教訓がある
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★
努力が実らなくても、決してムダではないよ。と絵本を通して学べます。
そして、何より、大きなビスケットやプールのある、ぐるんぱの幼稚園に行って遊んでみたくなります。
子どもたちの憧れ幼稚園を描く、そんな絵も見どころです。
サルの絵本オススメ
おさるのジョージシリーズ
原作者はドイツのH.A.レイさん夫婦。
ジョージほどしりたがりやのおさるはいないでしょう。いたずらっ子でかしこいジョージ。
いつもヘマをしたり、怒られたりしてハラハラしますが、最後にはありがとうと感謝されて結果オーライ!
楽しくて、かわいいお話がいっぱい。
ここで3冊を厳選、
1『ひとまねこざるときいろいぼうし』
2『おさるのジョージどうぶつだいすき』
3『おさるのジョージすいぞくかんへいく』
『ひとまねこざるときいろいぼうし』
アフリカのジャングルから、黄色い帽子のおじさんに連れられ、船でアメリカに向かう。
でも追いかけられたり、風船と一緒に飛んだり、急展開。おさるの大冒険を描いている。
★オススメポイント★
・おさるのジョージの最初の物語
・背景を知れる
・ハラハラドキドキさせられる
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★★
『おさるのジョージどうぶつだいすき』
ジョージは黄色い帽子のおじさんとサファリパークへ出向くが、フラミンゴに見とれていると、車から落ちて迷子になってしまう。そんな中、同じく迷子のある動物に出会い…。
★オススメポイント★
・一緒にサファリパークへ来た気分に
・いろんな動物とのふれあいが楽しめる
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★★
『おさるのジョージすいぞくかんへいく』
ジョージは黄色い帽子のおじさんと水族館へ行く。好奇心でペンギンのかこいに入ってしまうジョージ。水族館の人に見つかり、逃げようとしたところ、ペンギンたちが外に出てしまい…。
★オススメポイント★
・ジョージと一緒に水族館へ来た気分に
・シロイルカ・アシカ・タツノオトシゴの名前を覚える
・水族館へ行ってみたくなる
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★★
ハラハラして怒られても、ジョージはヒーローでハッピー。どれも楽しい内容です!
やだ!
子ザルのジョジョのお話。作者はイギリスのジェズ・オールバラさん。
遊びをしていたジョジョ。ママのいうことをきかないで遊び続けるジョジョ。
どうなるかな?ママはどうしているかな?
★オススメポイント★
・イヤイヤ期にぴったり
・子はわがままでも母親の愛がある
<文字数>★
最高に可愛いジョジョ。
息子はジョジョを自分に置き換えるのですね。愛されていることを学ぶからこそ触れたい。鬼リピです。
愛情いっぱい、優しさに包まれる絵本です。
ネズミの絵本オススメ
★ねずみくんのチョッキ
ネズミくんのかわいい赤いチョッキを、いろんな動物が「ちょっとかしてよ」と言ってきます。チョッキは、どうなっていくのかな。
★オススメポイント★
・絵もストーリーもかわいい。
・動物たちの、表情にご注目!
・動物の大きさの対比が面白い
<対象年齢>3歳~
<文字数>★
全国学校図書館協議会選定図書。文字数が少なく、2歳でも大丈夫です。
大好きだったなぁ…。シリーズを読むのもおもしろいです。
おむつのなか、みせて!みせて!
作者はベルギーのヒド・ファン・ヘネヒテンさんです。世界20ヵ国以上で翻訳されているそうです。
知りたがりやのねずみくんが、いろんな動物たちのおむつの中を見て回る。ねずみくんのも見てみたいよね。どんなうんちかな。
★オススメポイント★
・動物のうんちの違いがわかる
・楽しいしかけ絵本
・トイレトレーニングのはじめの一歩に
<対象年齢>2歳~
<文字数>★
絵がかわいく、内容もわかりやすいです。夢中になってオムツをめくってしまいます。
14ひきのぴくにっく
14ひきのねずみの大家族が春のピクニックを楽しむお話。
★オススメポイント★
・春の季節を感じる
・大家族のピクニックが楽しい
・草むらをよく見て、生物が隠れている
<対象年齢>3歳~
<文字数>★
文字数が少なく、2歳でも大丈夫です。
わくわくするピクニックをねずみたちと一緒に参加しているような感覚になります。
本作が気に入れば、シリーズになっていますので、別冊も読んでみるといいかもしれません。
三びきのねずみの物語
春夏秋冬の4冊がシリーズになっています。
『はるです はるのおおそうじ』
『とても とてもあついひ』
『とんとん とめてくださいな』
『ゆきのひの ゆうびんやさん』
三びきのねずみが主人公のお話。「あかいやねの ちいさないえに三びきのねずみが すんでいました。」から始まる。うさぎ、たぬき、きつね、あなぐま達が、やってきて物語を盛り上げます。
★オススメポイント★
・絵がかわいい
・ストーリーもおもしろい
・二匹、三匹など数も覚えられる
<対象年齢>2歳~
<文字数>★★
1冊ずつお話として完結しています。4冊どれもおもしろく、ねずみ達はとてもかわいく、心温まるストーリーになっています。
幼少期、私が大好きなシリーズでした。
息子は『とんとん とめてくださいな』がお気に入り。リクエストにより、毎回5回ほど繰り返しています。とても懐かしい。
ネコの絵本オススメ
★ノンタンシリーズ
きよのさちこさん作の大人気ノンタンシリーズは、どれもオススメです!どのタイトルもハズレなしでしょう。
(作者は逝去されましたが、絵本は生き続けます)
頻繁に読むものを二冊ピックアップしますと
『ノンタンおよぐのだいすき』
『ノンタンのたんじょうび』
『ノンタンおよぐのだいすき』
ノンタンが海で泳いでいると、「うえーん」とちびっこかめさんが泣いていました。
一緒にママを探すことになりますが、大きな魚に食べられそうになり…。
★オススメポイント★
・親切心に触れる
・ドキドキもする
・泳ぐのがすきになるかも
・かめ、かに、かもめの名前を覚えられる
<対象年齢>3歳~
<文字数>★★
ノンタンとちびっこかめさんの触れ合いを通して、優しい心を育みます。
ストーリーもおもしろく、大きな魚はどうなってしまうかにもご注目。
『ノンタンのたんじょうび』
「ノンタンにはないしょ、ないしょ」と仲間たちがせっせと何やらしています。ノンタンは自分が仲間に入れてもらえず、しょんぼり、つまらない。
でも、待っていたのは思わぬサプライズでした!
★オススメポイント★
・誕生日はお祝い日と知る
・感謝の気持ちを持てる
・サプライズを楽しむ
<対象年齢>3歳~
<文字数>★★
やっぱり、サプライズって嬉しいものですよね!しかもサプライズに用意されていたものは、おいしく嬉しいもの。
テンポもあって、何度読んでもハッピーになるお話。
そして、家庭でもやってみたくなり、子どもと一緒においしいものを作りました(^^)
★11ぴきのねこシリーズ
大人気。馬場のぼるさん作『11ぴきのねこ』シリーズ!ユーモアがあり、おもしろい。
構成もなかなか。どうして、こんな展開が思いつく?さすがです。
中でも私の一押しはコチラ3冊
『11ぴきのねこ』
『11ぴきのねことへんなねこ』
『11ぴきのねこふくろのなか』
『11ぴきのねこ』
いつもお腹を空かせた11ぴきのねこが、大きな魚を捕まえに大遠征。でも歯が立たない。作戦を練って何度もトライ。ついに捕まえるのだが…。
★オススメポイント★
・11ぴきのねこの最初の絵本
・ねこたちが、とてもかわいい
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★★
11ぴきのねこの初版としてお読みになり、もし気に入れば、次もオススメします。
『11ぴきのねことへんなねこ』
11ぴきのねこがある日魚釣りをしていると、へんなねこが通りかかりました。
へんなねこは気になることを始めます。なんと「宇宙ねこ」とのことで、11ぴきのねこの「お鍋のふたがほしい」と言い出します。
へんなねこは、かわりに大量の魚をとってくれ、11ぴきのねこはにやにやほくほくするが…。
★オススメポイント★
・大どんでん返しの展開
・11ぴきのねこ、やはり単純
・かわいく、おもしろい
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★★
上手な展開。11ぴきのねこ、宇宙ねこと仲良くなれる?どうなるかな?
『11ぴきのねこふくろのなか』
遠足に行く11ぴきのねこ。目の前のお花畑に立て札が。「はなをとるな だって」「とりたいなあー」
〇〇するなの看板に、思わず〇〇してしまうねこたち。「ふくろにはいるな だって」
11ぴきのねこはどうなるのかな。読んでからのお楽しみ。
★オススメポイント★
・大どんでん返しの展開
・11ぴきのねこ、知恵ついた
・ドキドキしておもしろい
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★★
11ぴきのねこ、やられっぱなしではないんですね!ウヒアハという登場人物にも親しみを持ててしまう本作も、とてもオススメです。
イヌの絵本オススメ
ゆうたくんちのいばりいぬシリーズ
犬が大好きなら、とてもオススメします!
第1集
1『ゆうたは ともだち』
2『ゆうたと さんぽする』
3『ゆうたの ゆめを みる』
第2集以降でゆうたくんちの家族が出てきます。
いばり顔のいぬ「じんぺい」と、飼い主の男の子「ゆうた」と家族を描いている。
おれのなまえ、じんぺい。
おまえ、ゆうた。
おまえ「おはよう」っていう。
おれ「わん」っていう。
おまえ、たたく。
おれ、かむ。と、
おれと、おまえが交互に出てきて、対比していくのがとてもコミカル。
★オススメポイント★
・読みやすい
・思わず笑ってしまう
・妙に納得する
・いばり犬がとてもかわいい
<文字数>★
個人的には『ゆうたのおじいちゃん』が特におもしろかったです。
どの本もじんぺいとゆうたの家族が好きになること間違いなしです。
どろんこハリー
ハリーは、黒いぶちのある白い犬。お風呂に入ることだけはだいきらい。
ある日、ハリーはお風呂がイヤでブラシを裏庭に埋め、逃げ出します。泥だらけ、ススだらけの真っ黒に汚れてしまい、うちへ帰るも誰もハリーと気づきません。
ハリーはいい考えが浮かび…。
★オススメポイント★
・ハリーがかわいい好きになる
・ペットへの愛情を感じる
・犬の気持ちに共感する
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★
ハリーがどろんこになる無邪気な姿、自分がハリーだとアピールする場面がもうかわいくてたまりません。
ハリーへの家族愛もあふれており、優しい気持ちになれるオススメの一冊です。
余談ですが、我が家には英語版もあります。日本語で読み聞かせたら、「次は英語でよんで」と息子に言われました。
もし、おうち英語にご興味があれば、おうち英語の始め方を完全ガイド!をご覧ください。
ウサギの絵本オススメ
ピーターラビットのおはなし
いたずらっこ、好奇心旺盛のピーターラビット。お母さんの言うことを聞かずに、マクレガーさんの畑に忍び込みます。けれど、ばったり、マクレガーさんに見つかってしまい…。
有名なピーターラビットのお話、第一作目です。
★オススメポイント★
・ハラハラ、ドキドキする
・ピーターラビットの名作を知る
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★★
冒険するピーターラビットから目が離せません。
こちらは、しかけ絵本もめくる楽しさがあって、オススメです。
▼第一作目が気に入れば、ぜひ。
『ベンジャミンバニーのお話』
第一話の続きです。ピーターの服を取り返すためにベンジャミンバニーとピーターは、マクレガーさんの庭へ。そこで飼い猫につかまってしまい。ベンジャミンバニーはパパに怒られて。
『フロプシーのこどもたち』
フロプシーの子どもたちが、マクレガーさんちのゴミ捨て場でレタスを食べて眠ってしまう。マクレガーさんに袋につめられてしまい…。ハラハラドキドキ。
<対象年齢>4歳~
<文字数>★★★
どちらも、おもしろい内容です!
おばけのてんぷら
せなけいこさんの作品『おばけのてんぷら』
おばけの絵本オススメ10選!でご紹介。
ゴリラの絵本オススメ
どうぶつしんちょうそくてい
ゴリラのお医者さんが、動物たちの身長測定をするお話。
うさぎは耳をピンとのばして…、カンガルーはちょっと!ジャンプはしないでください。ストップ…。
いろんな動物、どうやって身長を測るのかな。みんな、ずるしちゃうけど、ああ、おもしろい。
★オススメポイント★
・わかりやすい
・コミカルでおもしろい
・動物に親しみがわく
<対象年齢>3歳~
<文字数>★★
動物たちの身長測定を作者のアイディアを交えてコミカルに描く本作。動物が好きになること、間違いないです。
▼体重測定バージョン『どうぶつたいじゅうそくてい』もあります。
おやすみゴリラくん
「ぐっすりおやすみ、ゴリラくん」警備員のおじさんが、動物園の動物たちにおやすみと声をかけていく。きっと仕事終わりの自然な光景。
おじさんのポケットからカギを取り、そろーっと檻から出たゴリラは、動物たちの檻のカギを開けていき…、おじさんの家へ忍び込んでしまう。
んですけど、おじさんは気づいていない。誰がゴリラに気づくのだろう。
★オススメポイント★
・きっと笑っちゃう
・ゴリラくんがキュート
・展開が最高
<対象年齢>2歳~
<文字数>★
この絵本、合計するとおそらく200回以上は読んでいるのではないでしょうか。
このゴリラくん、警備員のおじさん宅へ行くのだけれど、おじさんの家にある写真にご注目。ゴリラくんは、きっと大事にされてきたんです。
私は英語版で読み聞かせをしています。文字はとても少ないので、英語絵本の読み聞かせの第一歩としても最適です。
すきです ゴリラ
ゴリラがだーいすきな女の子ハナ。誕生日の真夜中にふしぎな、幸せな体験をします!
★オススメポイント★
・ゴリラ好きにはたまらない
・夢のような体験を味わって
・さいごは胸キュン
<対象年齢>6歳~
<文字数>★★
3歳頃から楽しめます
クマの絵本オススメ
しろくまのパンツ
tupera tuperaさんのしかけ絵本。
しろくまくんが「パンツなくしちゃった」んだって。親切なねずみくんが、一緒に探してくれるよ。見つかるかなあ。
★オススメポイント★
・コミカルでおもしろい
・ページをめくるのが楽しい
・しろくまのパンツはどんなパンツかな
<対象年齢>3歳~
<文字数>★★
いろんな動物たちのパンツがかわいい。オチまでかわいい!
本作をきっかけにtupera tuperaさんの絵本を集めました。
おもしろい工夫のこらした作品がいっぱいです。
★こぐまちゃんシリーズ
『しろくまちゃんのほっとけーき』
『こぐまちゃんのどうぶつえん』
こちらも大人気、わかやまけんさんの作品。
対象年齢が0歳~3歳でしたので、コチラでご紹介▼
【動物絵本】0、1、2歳にオススメ!動物大好き2歳がリピートする定番絵本を厳選紹介。
ワニの絵本オススメ
わにわにのおふろ
ワニがおふろにはいるときってどんな感じ?ずりずりずずず…ワニ独特のおふろの入り方を体感。
★オススメポイント★
・何とも言えないワニの行動
・ワニに親近感を覚える
<対象年齢>2歳~
<文字数>★
ワニはどう猛な生き物と思うけれど、絵本の世界は違う。
ワニがおふろに入り鼻歌を歌ったり、豪快にシャワーをあびたり、人間のようだけど、やっぱり違う!何度も読んでいると不思議とかわいく思えてくる。
ずりずりずずず…というリズムがお気に入り。
本作がおもしろいと思ったら、シリーズがありますよ。
わにさんどきっはいしゃさんどきっ
こちらは五味太郎さんの大人気絵本!
ワニが虫歯になっちゃった。歯医者さんへ行きたくないけれど、行かなくちゃいけないよね…。虫歯を治療することになるのだけど、歯医者さんも、ワニが怖いなあ。でもお互いがんばるぞ。さあ、無事治療できたかな。
★オススメポイント★
・登場人物の気持ちを想像し共感する
・おもしろい
・ハミガキの大切さを知る
<対象年齢>3歳~
<文字数>★
文字はとても少ないのに、表情や行動で登場人物の気持ちを見事表現。
そして、ワニと歯医者さんが互いに同じせりふを言う、のですが、その意味合いは両者で異なります。
私の第一印象は、こんな作品に出会ったことないな、すごいと感心しました。
息子は、「おもしろい」「もう一回」と言ってきます。
ちょっと気弱なワニががんばって治療して、歯医者さんも奮闘している、それをコミカルに描いている本作、ハミガキの大切さも伝えています。
ブタの絵本オススメ
なにをたべてきたの
ブタがおいしそうって、果物を食べていく。「でも、まだお腹がすいているんだ、まだ何かたべたいなあ。」なんでも食べちゃう食いしん坊のブタくん。
最後は何を食べちゃうのだろう。どうなるのだろう。
★オススメポイント★
・絵、色がきれい
・果物の名前・色を覚える
・クライマックスで盛り上がれる
・オチもおもしろい
<対象年齢>2歳~
<文字数>★★
文章も絵もステキでした。
りんごも、ぶどうも、とってもおいしそう。それを食べたブタくんもお腹に色がついて、きれいになっていく。
息子はクライマックスのシーンがお気に入り。
3匹のこぶた
3匹のこぶたがそれぞれ自分の家をつくることにしました。1番上のお兄さんはわらの家、2番目のお兄さんは木の家を、簡単に作って遊んでいます。3番目の弟ぶたは一生懸命にれんがの家を作っています。そこへオオカミがやってきて…。
★オススメポイント★
・内容がわかりやすい
・教訓がある
・名作を知る
<対象年齢>3歳~
<文字数>★★★
本作は、イギリスの名作昔話を原話に則して再現しており、ポピュラーなものです。
3匹のこぶたのお話は有名ですので、様々な出版社からの絵本があります。
イラストがかわいかったり、こぶたが食べられなかったりと、もっと親しみやすく改変しているものもあります。
例えば…
もし、お手にとる機会があれば、中身をご覧になり、気に入ったものを選んでみてもいいかもしれません。
トラの絵本オススメ
ちびくろさんぼ
さんぼという少年がいました。両親から新しい服・傘・くつをもらい、喜んださんぼが森の中を歩いていると、トラがでてきます。「さんぼ、おまえを食べちゃうぞ」
さんぼは、「自分の服をあげるから、食べないで」と、トラに頼みます。こうして4匹のトラから大事なものを奪われたさんぼが泣きながら歩いていると、トラたちがグルグル回り、言い争いをしていました。
なんとトラは溶けてしまい…。
★オススメポイント★
・有名な絵本
・ストーリーがおもしろい
・親としては懐かしい
・家族愛がある
<文字数>★★
本作は、1953年岩波書店から発売され、1988年に絶版になるまで、日本中の子どもたちに親しまれていた本です。内容や文章表現に差別がないと判断され、復刊されたものになります。
私自身もちびくろさんぼのお話が大好きでした。
なぜ、絶版?差別問題?の詳しい解説は
▼コチラ外部リンクです。(ネタバレあり)
絵本『ちびくろ・さんぼ』人種差別による絶版問題を抱えたロングセラー – 絵本むすび (hatenablog.jp)
我が家は、背景は気にせずにストーリーをそのまま楽しんでいます。純粋に内容がおもしろく、最後のページが大好きなのです。
まとめ
動物ごとに分けてオススメの絵本を厳選しました。
気に入った絵本が見つかれば、シリーズで別の本も読んでみると、幅が広がります。
好きな動物が見つかれば、その動物が登場する絵本を中心に読んでみるといいです。
皆さまの動物絵本マイベストが見つかりますように。
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