皆様、子育てお疲れ様です。
2児の母、脳外科医さなえです。
プロフィール
ワンオペって、うまくいく日と、全然ダメな日があるんです。
この記事では、うまくいった日を紹介し、2歳差ワンオペ育児のコツをまとめます。
- 前日、睡眠時間を確保できていた
- 身体・精神的に余裕があった
- 子どもの相手が十分できた
- 子どもがぐずらなかった
- ふたりの昼寝時間が別々であった(意外にも)
・自分の睡眠時間を確保すべし
・子どもを疲れさせるべし
・自分へご褒美をあげるべし
・ちょっとした食事の準備をしておく
・どうしようもないときは他者を頼る
根底にある大事なこと
根底にある大事なこととは、本来、育児は夫婦で行うものであるということ。
パートナーが、育児に対して、理解し、協力してくれること。
まずは、我慢することなくパートナーに意見を伝え、夫婦の役割分担について話し合ってください。
うまくいった一日の
スケジュール例
上の子 | 下の子 | 私 | |
6:30-7:00 | 起床、 身支度 | ||
7:00-8:00 | 起床 | 起床、 授乳 | |
9:00-10:00 | 朝食 | 離乳食、 授乳 | 用意、 片付け |
10:00-12:00 | 公園など | ||
12:00-13:00 | 昼食 | 授乳 | 用意、 片付け |
13:00-15:00 | 昼寝 | 上の子と遊ぶ | |
15:00-17:00 | 昼寝 | お風呂 | 下の子と遊ぶ |
17:30-18:00 | お風呂 | ||
18:00-18:30 | DVD | 夕食準備 | |
18:30-19:30 | 夕食 | 離乳食、 授乳 | |
19:30-20:00 | 歯磨き | ||
20:00-21:00 | 絵本 | 授乳 | |
21:00 | 就寝 | 就寝 |
工夫① 午前中はなるべく活動する
朝食は簡単なものを用意。例えば、上の子にパンやバナナを食べてもらう間に、下の子の離乳食と授乳をします。(上の子の食事介助が必要であれば、順番に食べさせます。)
午前中は、ママがまだ比較的がんばれる時間なので、余裕があれば、子どもを連れ出すことを考えます。
子どもが遊び疲れると午睡の時間を確保しやすいんです。
あまり早く言ってその気にさせると、待ちきれなくなるので、下の子の授乳を終えるまでは、あえて今日の予定を話さない。
下の子の授乳が終わるころに、おもむろに、「今日、何したいかな、公園行くのはどうかな?お砂遊びする?」と、上の子に自分の行動できる範囲の遊びを提案します。
行くことが決定したら、準備し、水筒・タオル・砂遊び道具などを持参します。
自分に余裕がなかったり、元気のないときは、無理して外出しない。
そんなときは、外出を提案することなく、家のおもちゃで遊びます。
「これから、ブロックしようか?粘土しようか?お絵かきしようか?」など、家の中での遊びも工夫次第!土日はママと遊べるだけで、子どもは嬉しそうです。
工夫② 遊びを思い切り楽しむ
例えば、近所の公園へお出かけ。下の子をベビーカーへ乗せ、上の子と歩いて行く。
たいてい下の子はネンネ。その間に上の子と砂遊びを思い切り楽しむ。滑り台(見守り)を楽しんでもらう。
もうそろそろ帰る時間だから、あと何がしたい?
かくれんぼしよ?と、出口に近づく。
帰ったら、ホットケーキ作ろうか?
その他、図書館へ行くときもあります。
砂遊びができた、好きな絵本が読めた、など、子どもが満足すれば、帰路についてくれることが多いです。
しかしながら、帰路はお疲れさまで、抱っこをせがまれることが多々。
行きはよいよい、帰りは…。と、ここ、抱っこしませんと言ったら、もうギャン泣き。休み休み抱っこしつつ帰ります。
(私のがんばるところ…トホホ)
工夫③ 昼からはまったりお家で過ごす
下の子の授乳が待てそうなら、上の子の昼食を準備し、食べてもらっている間に、下の子の授乳。
食べたら、元気が出るので、室内おもちゃで遊ぶ。ここで疲れて寝てくれたらvery goodだが、子どもは元気だ、寝ない。
下の子が昼寝すれば、上の子の相手をするチャンス。好きな遊びにつきあいます。
上の子が昼寝すれば(やっと寝たか~)下の子の相手をするチャンス。必要なら授乳し、手遊びをしたり、絵本を読んだりして過ごします。
工夫④ お風呂を別々に済ます
子ども二人の睡眠が別々であった場合、私は、上の子が寝ている間に、下の子を先にお風呂へ入れます。
ここで自分の入浴も済ませます。(ついでに離乳食も済ませることが多い。)
そうしているうちに、上の子が、起きる。
ぐずって、どうしようもないときは、短時間テレビを見せることも。なぜか、食いつく。
すんなりと起きたら、少し遊んだり、おやつを食べてから、お風呂へ誘導。下の子に気を配りつつ、上の子をお風呂へ入れます。
お風呂の時間を別々にできないとき、平日ワンオペ時は、3人同時に入浴します。
1、お風呂前の準備、着替え用意、脱衣所にタオルを広げる。
2、服を脱がせ、全員でお風呂場へ、下の子は脱衣所で待機させる。
3、上の子を洗い、湯舟へ入れる。(湯量は少なく)
4、自分を洗い、下の子を洗う。
5、全員で湯舟につかる。
6、順に体を拭き、服を着せる。大人は体にタオルを巻く。
3人一緒のお風呂タイムは、相当大変(息切れしそう…)ですが、入浴が一回で済むのはメリットですね。
工夫⑤ テレビの時間を設ける
入浴後、30分ほど、お愉しみのテレビの時間を設けます。我が家はおうち英語をしており、ここでDVDを見せます。
その間、夕食の準備、自分の休憩時間にあてます。
工夫⑥ あらかじめ夕食の下準備をしておく
ワンオペ時の夕食は、ほとんど作り置きの冷凍品を温めるだけ。
私の場合は、ハンバーグ、カレーライスを多めに作って、冷凍保存しています。
離乳食も同じく、ホウレンソウを茹でたものや、圧力鍋で作った野菜スープなどを冷凍し使用します。
その他、納豆、うどん(茹でるだけ)、パウチや、市販の冷凍品など何でもOK。とにかく準備はラク、が基本。
工夫⑦ 上の子に手伝ってもらう、褒める
洗濯物を取り入れたら、一緒にたたもうと言って、手伝ってもらいます。褒めることを忘れずに。
「下の子は、いつも上の子の大好きだね」と伝えています(^^)
うまくいく日の条件とコツ
自分の睡眠時間を確保する
もうね、睡眠不足の日は大変。
遊びの相手をしながら、隣で、もう限界~と、自分が、こっくりしてしまうことも…。
前日は寝るべし!
- 顔を洗う
- リポビタンDを飲む
- ガムをかむ
- ナッツをかじる
- 目薬をさす
- 横たえる(馬乗りされるが)
- 頼れるなら他人に任す
身体・精神的に自分に余裕がある
ご存知の通り育児には体力が必要なんです。
身体的疲労:寝不足で疲労しているとき。体調不良のとき。
精神的疲労:例えば試験前など、自分がやらねばならないことがあるとき。元気がでないとき。
こんなときは、自分に余裕がない。それでも育児は待ったなし。イライラもしてしまう。
子どもの睡眠が奇跡的に重なったときは、仮眠をとりましょう。
ワンオペでは育児が最優先になるので、自分のすべきことは後回し、一旦おいておきます。
子どもがぐずらない(キセキ)
いちばん限界を感じるのは…二人ともギャン泣きし、ママの取り合いとなるとき!
寝起きや空腹時など、たいていぐずるのですが、奇跡的に、ぐずらない日がある。
分析すると、子どもと過ごす時間を十分に取れた、子どもがよく遊べて満足し、昼寝時間を確保できたときかな。
したがって、日中の活動でなるべく、子どもを疲れさせるべし!
▼もしイライラしたら
ふたりの睡眠時間が別々
ふたりの睡眠時間が重なると嬉しいですが、マレですね。
ふたりの睡眠時間が別々な場合は、ひとりずつ相手ができるチャンスと捉えています。
普段、どうしても上の子が優先になり、下の子をかまってあげられないときが多いのです。だから、下の子と一緒に過ごせるのは実に貴重です。
自分にご褒美をあげる
子育てに、見返りはないですよね。(子どもの笑顔や寝顔かな?)
でも、自分も食べないと体が持ちません。楽しみがないと力がわきません。
だから、こっそりおやつをいただきます。台所の隅で見つからないように。何度か見つかったけれど…。
あとは、トイレに逃げようかと…これはダメでした。子どもはついてきました(涙)
どうしようもないときは他者に頼む
祖父母や親戚の協力が得られるならば、心強い。でも、たいてい頼れないから、ワンオペなんですよね。
各自治体のファミリーサポートに登録し利用する。あるいは、ベビーシッターに予約をしておけば、対応していただけます。
色々な会社・それぞれに特徴があるので、ホームページでご検索ください。
家事はどうしているのか
(私の場合)
- 夜に洗濯し、洗濯物を干す。
- 食器洗いは、食洗器を使用する。
- 洗濯物を取り入れたら、ひとりまたは、子どもと畳む。
- 掃除は、適宜。
- 買い物は、週2回くらい。
誰にも相談できないとき
私の場合、平日は子どもから離れる時間があります。
しかし、主婦など毎日誰にも頼れずに、子どもとずっと過ごし、孤独を感じたり、不安・ストレスの日々で、病んでしまっている場合もあるかもしれません。
もし、周囲へ相談をしてみて、悩みが解決されないときは、カウンセリングを受けるのも手かもしれません。
▼外部リンク
夫が子育てに協力しない、ワンオペ育児の悩みをカウンセリングで相談 – オンラインカウンセリングのcotree(コトリー)
シングル家族の例
働いていた病院で、お世話になった看護師さん、シングルマザーお二人をご紹介します。
A看護師:1児の母。祖母の協力はあるが、基本ワンオペ。時短家電製品を駆使して家事を乗り切る。
B看護師:もともと看護補助員。3児の母。生活費を稼ぐため、子育てしながら勉強し、看護師になった。(すごいです。)
祖母の協力あり。ベビーシッターは費用の関係上、利用せず。
お二人とも、「相談する相手がほしい。」「自分に病気など万一のことがあったときの不安が大きい。」と話していました。
悩みを相談できる場があればいいですね。
▼外部リンク
シングルマザー(母子家庭)が大変なこと5選!手当や支援制度についても徹底解説!|wacca
パパにお願いしたいこと
もしも、時々でも、パパが家にいて、手伝ってくれるならば、そして、この記事をご覧いただければ、たった3つのことを、どうかお願いします。
ありがとうの言葉がけ
「ありがとう」と労いの言葉をかけてください。ちょっとした気遣いで救われます。
家事の分担
お皿を洗ってくれるだけで、洗濯物を干してくれるだけで、助かります。
それを積極的にやってくれたら、寝落ちしてしまって起きたときに、片付いていたら、ホントに、神って思えます。
子どもの連れ出し
子どもと遊んであげてください。子どもはパパのことイヤ!と言っても、好きですよ。
2歳「パパいや!」で凹む。心が折れそうなときの効果的な対処法
子どもを連れ出して、ママにひとりの時間を与えてください。
室内遊びでもいいです。ママに、ひとりでごはんを食べられる時間をあげてください。
ワンオペは自分のごはんの時間が取れなくて、すみっこで立ち食い…をするほどです。
まとめ
長くなりましたが、要点はこちらです。
・自分の睡眠時間を確保すべし
・子どもを疲れさせるべし
・自分へご褒美をあげるべし
・ちょっとした食事の準備をしておく
・どうしようもないときは他者を頼る
最後に
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
私は決して育児ベテランではありません。日々試行錯誤して、私にとって有益であった事項をまとめました。
ご家庭事情は様々ですし、うまくいく方法はそれぞれ異なるでしょう。試してみて、もしよろしければ、取り入れてみてください。
\こちらもぜひ/
育児が楽しくない方へ。「育児を楽しむ方法、ラクにするコツ17選」