育児中の皆さまは、育児が好きですか?
楽しくない、苦痛と悩んでいませんか?
今回は、2児子育て中の脳外科医ママが、
\こうすれば楽しめる/と、気づいたことを、まとめます。
0~3歳児対象。はじめての育児でお悩みの方に、ご参考いただけますと幸いです。
育児、なぜ楽しくない?
やるべきタスクが多すぎる
実際、経験してわかったのは、育児&家事で、やるべきタスクが多すぎること。
1日子どもにつきっきりで、自分の時間が全くない…。気分転換するヒマさえないので、楽しくなくなります。
自分に余裕がない
寝不足やストレスフルな毎日で、肉体的・精神的に疲れがたまっているから。
自分に余裕がないと、イライラして、子どもにあたってしまって、自己嫌悪に。
孤独な毎日
1日、気づけば、大人の誰とも話をしていない、そんな毎日。
社会と断たれた環境で子育てをする、孤独感が、楽しくない原因になることもあります。
ご自身を認めて、ほめよう
楽しくないと悩み、育児スランプに陥るのは、ごく当然のこと。
それはひとりの母親・父親として、責任を持ち、真剣に子どもに向き合っているから。
日々、がんばっている。まずは、そんなご自身を、認めましょう。
配偶者がいらっしゃれば、お互いねぎらいの言葉をかけると効果的です。
関連記事:夫の育児ノイローゼ。原因と具体的な解決策
育児を楽しくするコツ
子育てに正解はありませんが、私の「育児を楽しくラクにするコツ」をご紹介します。
「まぁ、いいか」の精神
「細かいことにこだわらない」だけで、気持ちがラクになります。
離乳食をぶちまけられるし、わざと床に牛乳をジャーっとするし、言うことも聞かない。
「子どもは、そんなもんだ~」と認めます。
「なんか、おもしろそうなこと、やってるねー」と言って見守ることも。
まるで『どろんこおそうじ』のばばばあちゃんみたい?
オノマトペをおもしろく言う
「オノマトペ」は擬態語や擬音語のこと。
例えば)
「ぶちゅちゅちゅちゅ」
「プルプルプルプル」
「じゃーーっ」
「ビリビリビリ」
子ども自身が、口をとがらせて、「ぶるるるるっ」とすることはありませんか?
そんなとき、親がその言葉を繰り返すのです。すると、あら不思議、子どもに笑顔が!
ちょっとお下品で恐縮ですが、オナラ。
「ブー」「ぷぅーっ」と親がいうだけ。
もう、それだけで、笑ってくれます。
>>オノマトペで笑える絵本
【0歳からの絵本おすすめ】読み聞かせに絶対買うべき定番
おふざけを笑って受け止める
5ヵ月児とお風呂での出来事。
洗面器をわざと、私の目の前でひっくり返してきたのです。急に!
私は、驚いて口をあんぐりあけて「ぐえ!」って思わず大声を出してしまったのです。
そのとき、おかしな顔をしていたんでしょうね、私。子どもが、私を見て「キャハハハハー!」って大笑いしたのです。
とっさに私も、おかしくって、大笑い!
でね、今度は私が、わざと自分に洗面器をぶつけるようにひっくり返したんです。
すると、子どもの笑いがもう止まらなくて!…ということがありました。
おふざけは、中には許せないものがあるかもしれませんが、ちょっとしたものなら、笑って受け止めるのが吉みたい。
テキトーになる
親がラクになる工夫を見てみましょう。
興味を引くものを与える
危ないところに登ったり、とっとこ走っていったり、乳幼児は目が離せませんよね。
でも、ずーっと見守るのは、苦痛です。
そんなとき、興味を引くものを与えます。
例えば、
「こんなのどう?ボール投げしよう」
「かくれんぼを、しようか?」
「だるまさんの絵本を、読む?」
と、注意をそらします。
イヤなら、とっついてきません。たいてい、どれかは「ん」といってやってくれます。
なんだかんだ言って、子どもはかまってほしいので、「一緒にあそぼ~」の内容を工夫すれば、ノッてくれます。
だめな場合は、「こちょこちょ」をすると、たいていそれだけで、笑ってくれる。
タッチペン付き絵本で遊ぶ
あとは「タッチペン付き絵本」を与えます。テキトーで申し訳ないけれど、コレ、意外と食いつくんです。
例えば、
『アンパンマンのおしゃべりいっぱいことば図鑑』を与えると、しばらく夢中になって、勝手に遊んでくれるから、親は大助かり。
テレビの時間を設ける
テレビを見せてはダメというご家庭もあるかもしれませんが、私は、短時間決めた時間ならOKにしています。
その間、家事をしたり、時々一緒に観たりして楽しんでいます。
我が家の場合「おうち英語」のインプットも進むので、一石二鳥。
お手伝いをさせる
例えば、洗濯物を干すとき、カゴから手渡してもらう。洗濯物を、一緒にたたむ。
買い物袋から、冷蔵庫へ片付けるのを手伝ってもらう。
何でも構いません。家事の一部を手伝わせてみましょう。
できたら、「ほめる」とさらに効果的。
寝っ転がる
はい、字のごとく、寝転びます。
第二子妊娠中のワンオペ育児。
もう、どうしようもなく身体がしんどくてね、ゴロンと横になりました。
そしたら、上の子は…来ました×2
「馬乗り!!」
何週目かにもよりますが、お腹は、守ってくださいね。
夫はさ…、うつぶせに突っ伏して「はいー、背中踏んでーっ」て。
子どもは「わーっ\(^o^)/」と、踏み踏みするわけ。
夫「そこー、気持ちいい~」ですって。
うますぎ、できすぎ”(-“”-)”
好みのレパートリーを知る
子どもが何に、興味があり、夢中になれるか?そのレパートリーをおさえましょう!
例えば、我が子がハマるのは
・風船
・シャボン玉
・ねんど
・おえかき
・レゴブロック
「やる~(*’▽’)」となれば、熱中してくれるので、しばらく時間がかせげます。
『レゴブロックデュプロ』知育におすすめ
「ねェ、教えて」
息子は、恐竜がだーい好き。名前も、ずいぶん細かいところまで覚えてきました。
恐竜の世界なんて、私にとって未知でしたが、絵本や図鑑で知識が増えると、新たな発見があっておもしろいですね。
そこで、聞くのです。
「この、きょうりゅうの名前、何だったかなぁ?」
「これ、トリケラトプスかなぁ?」
わざと、間違えて聞きます。そしたら
ちがう、ティラノサウルス<`~´>!
てドヤ顔で、教えてくれるんです。
こんなふうに、子どもの得意分野を、「ねェ、教えて」と聞いてみてください。
成長記録を残す
写真・動画を撮る。日記をつける。
私は、育休中に日記をつけました。成長を感じられるので、オススメです。ふと、見返すとおもしろくて笑っちゃいます。
記念写真もぜひ!思い出に残りますよ。
ごっこ遊びで、なりきる
2、3歳になると「ごっこ遊び」が大好きに。毎日、これでもか、というくらい「ごっこ遊び」の連続です。
『ライオンキング』のシンバ役になって「ガオー」とほえたり、恐竜になって「ぐおー、食べちゃうぞ!」と叫んだり。
寝る直前までやっております。
「ママ・パパもやって」といわれたら、初めだけ、「その役になりきる」のです。
本気モードで挑むと、なぜか楽しいし、子どもも満足してくれます。その後、勝手に一人遊びしていることが多いです。
もう一回コールは、つきあうと喜ばれますので、余力があれば、ぜひ。
きっと、皆さまもヘトヘト?
おつかれさまです(._.)
外へ連れ出す
保育園生活の我が家では、土日は「外へ連れ出す時間」を設け、いっぱい身体を動かしてもらいます。
近くの公園へ、徒歩で行くので、自分の運動になり、外の空気を吸い、季節を感じられるので、いい気分転換になっています。
実際は、外へ連れ出すって、なかなか大変!なので、余力のある朝に連れ出します。
>>ワンオペ2人うまくいくコツと工夫
実体験をしてみる
好奇心を育む工夫として「絵本で知ったことを実体験させる」のは、いかがでしょう。
例えば、
なかやみわさん作の『くれよんのくろくん』
内容は、ネタバレになるので割愛しますが、絵本の最後、くろくんが大活躍します。
息子がやったことがなかった、クレヨンのお遊びを、早速やってみましたら…
おおはしゃぎです(*^-^*)
柴田ケイコさん作『パンどろぼう』
可愛くて笑ってしまう、楽しい作品。
「にゅ~っとこねこね×2」とパン作りをする場面があります。
これは、まだ体験できていないので、またやってみたいなぁ。
関連記事:賢い子どもに育てるコツとは?
イベント・習い事に参加する
孤独にならないよう、地域の「子育てひろば」に参加してみては、いかがでしょうか。
育児中のママ・パパや保育士、ボランティアの方とコミュニケーションをとることも、息抜きになるはずです。
また、習い事を体験から始めてみるのも、いいかもしれません。
息子は、スイミングに参加。はじめの泣き顔はどこへやら、手を振って楽しんでくれています。
マインドコントロール上手になる
それでも、自分に全く余裕がないときも…。
イライラして、子どもに怒りをぶつけそう。
そんなときに、うまくマインドコントロールできる方法があるんです。
”カッ”としても抑えられますよ(*^-^*)
収納を見直す
コレ、意外と大事です!
そのイライラの原因は、「子どもにイタズラされている」からかも。
例えば、危ないハサミを子どもが触った!それは、手の届くところにおいていたから。
我が家の場合、洗面所のラックにタオルを積み上げていたら、ガタガタゆらされて、服やら散らかって、ため息…。
片付ければ、見た目もスッキリ。イタズラでのイライラがひとつ減りました。
このように、一度ご自宅の収納を見直してみてください。
祖父母と関わらせる
もし祖父母がご健在であれば、できるだけ子どもと関わってもらうと一石三鳥です。
・祖父母も喜ぶ
・子どもも親しみが増す
・親が助かる
遠方にお住まいであれば、会う機会が少ないですが、テレビ電話をご活用ください。
近隣にお住まいであれば、積極的に、一緒に遊んでもらいましょう。
食事をラクに
毎日ワンオペ、「育児がもう限界」と感じるときは、ほんとうに休息が必要なサイン。
そんなときは、
・外食する
・テイクアウトする
・スーパーのお惣菜を買う
それだけで、ずぼらだけど「ステキなパーティー」のできあがり。
雰囲気が違うので、盛り上がりますよ。
家電でラクに
便利家電を使うだけで、時短がかないます!
大活躍!ラクラクおそうじルンバ!
アイロボット公式オンラインストア
我が家でも導入している【SwitchBot】のハブミニ(スマートリモコン)!
外部リソースを利用する
家事・育児の一部を、第三者にお願いする方法もあります。
・ファミリーサポート
・一時預かり
・ベビーシッターサービス
・家事代行などです。
まとめ
いかがでしたか?
「育児を楽しくラクにするコツ」についてお話しました。
子育ては、ハードな場面もありますが「ちょっとした工夫」を取り入れて、親子で楽しんでみてください。
>>自分には育児が向かない?どうすれば?のお悩みも解決します。