今回は「女医のキャリア中断」をテーマに、
✓キャリアが途絶えるのはどんなとき?
✓キャリア中断時のスキルアップ法
✓キャリア再開に向けてすること
✓万一に備えておくべきこと
について、お話します。
キャリアが途絶えるのは
どんなとき?
- 病気・事故
- 家族の介護
- 大学院進学
- 産休・育休
- 夫の海外転勤
自身の病気・事故
いくら気をつけていても、病気や不慮の事故が起こりえます。
家族の介護
親・配偶者・子どもが介護を要する場合。介護度が高ければ、社会支援に頼りながらも、休職・退職を余儀なくされるでしょう。
大学院進学
研究が自身のキャリアにプラスになれば、むしろキャリア形成に貢献するといえます。
しかし、場合によっては、キャリアが途絶えることがあります。
例えば、私は外科医なので、大学院生で基礎研究をしている間は、メスを持てず、ある意味キャリアが途絶えるといえるでしょう。
産休・育休
妊娠・出産に伴い、一定期間ブランクができます。育休期間や出産後の働き方によっては、長期間キャリアが中断することも。
【女医の妊娠】に関する悩みはコチラにまとめています。
男性医師の育休取得率はまだ低く、現状では、女性の方が育休に伴うブランクが長く、キャリア再開に悩むことが多いです。
夫の海外転勤
結婚後、パートナーの海外転勤・留学が決まり、一緒に海外に住むケースです。
この場合、駐在員の配偶者は、帯同ビザを取って海外に住むことが多く、就労できないために、キャリアが中断されます。
もちろん、自身が留学する場合は、この限りではありません。
キャリア中断時の
スキルアップ法
- オンライン学習をする
- 論文を読む
- 資格試験に挑む
- 趣味を極める
オンライン学習をする
最近、学会は現地開催を再開していますが、COVID-19の流行で、オンライン開催が多くなりましたね。
オンデマンド配信やe-ラーニング、 Oben -上級医師による手技映像配信-などの動画コンテンツを利用して、オンライン学習をすることができます。
メリットは、いつでもどこでも視聴できる点。キャリア中断時の、知識整理や、モチベーション維持にもつながるでしょう。
論文を読む
医療は日進月歩。最新の論文に触れることは、実臨床から離れていても、知識のアップデートに有効です。
スキマ時間に取り組めるといいですね。
資格試験に挑む
育児・介護との兼ね合いで、時間は限られますが、受験資格があるならば、挑戦してみるのも手です。
私は育休中に受験しましたが、何度か失敗しました。育児も大変なので、目標を持ちながらも、自身を追いつめないことが大切です。
趣味を極める
勉強だけにこだわらず、趣味・料理・ヨガ・手芸・英会話、何でもご興味があるものを、極めるのもひとつの方法です。
好きなことは、気分転換になるだけでなく、新たな分野を開拓できるという意味で、価値があります。
例えば、私はブログを始めました。読者の皆さまがいらっしゃるからこそ、続けられています。感謝(*^^*)
海外編
海外に住むことになった場合、旅行・観光など、そこでしかできない経験ができます。
子育てをする場合は、外国語環境で育てるメリットもありますし、海外のお友達もできるでしょう。異文化に触れられるため、視野が広がりますね。
ここで、渡米経験のある、ママ女医兼ブロガーをお二人ご紹介します。
脳外科医MIHOさん
「とらいまま 」運営
子連れロサンゼルス観光について、役立つ情報が満載。その他ワーママの副業・スタエフを展開。わかりやすく、ためになります!
放射線科医SATOKO FOXさん
カリフォルニア在住。オンライン診療も経営。女医さん目線がキラリと光り、文章が楽しく読めるので、のめり込んでしまいます!
ブログを拝見し、すっかりファンに…
(勝手に告白スミマセン)(/ω\)
キャリア再開にむけて
働き方を考える
キャリア再開に向け、どのような働き方が自身にとってベストか、検討しましょう。
育休後の働き方に関しては、コチラにまとめています。
医局なら、戻ってからどう働くか。外来のみ?当直・オンコールはする?転職?
上司への報告
上司と復職後の働き方の合意を得ます。
そうすることで、気持ちの上でもスムーズに復帰できます。
慣れるまで大変ですが、周りとうまく働けるとよいですね。
万一に備えておくべきこと
それは、収入減に対する備えです。
療養、大学院、出産育児、海外居住。収入が減ったときに頼るのは、貯蓄と保険です。
保険を見直し、キャリア中断まで、なるべくお金をためておきましょう。
貯蓄
収入を増やして、支出を減らします。
収入を増やす
定額貯金をするだけで、自然と貯蓄できます。
もし余力があるならば、アルバイトも探してみてください。
\高額スポットアルバイトを探す/
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>>医師転職ドットコム
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投資(投資信託、外貨預金など)にて資産形成することも可能です。
その際、非課税特典のある制度、NiSA(少額投資非課税制度)、iDeCo(個人型確定拠出年金)を利用するのがオススメ。
はじめは、専門科の意見を聞くと、安心でしょう。
支出を減らす
家計簿をつけるなど、毎月の支出を把握し、改善できないか考えます。
例えば、格安SIMを利用することで、毎月の通信料を抑えられます。
クレジットカード決済をすれば、ポイントがたまり、還元を受けられますね。
保険
保険の見直しを行いましょう。
民間医局では、所得補償保険(万一の療養や休職に備えた保険)に格安でご加入いただけます。(妊娠に伴う身体障害補償あり)
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まとめ
✓キャリアが途絶えるのはどんなとき?
✓キャリア中断時のスキルアップ法
✓キャリア再開に向けてすること
✓万一に備えておくべきこと
について、お話しました。
”備えあれば患いなし”この機会に、ぜひ見直してみてください。